「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第15節 福岡-湘南】「一つ階段を登った。これからの自信や財産になっていくと思う」/長谷部茂利

2021明治安田生命J1リーグ 第15節
日時:2021年5月22日(土)17:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/4,117人
結果:アビスパ福岡 2-1 湘南ベルマーレ
得点:[湘南]名古新太郎(32分)、[福岡]ブルーノ メンデス(66分)、ドウグラス グローリ(71分)

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「相手が良くて、入りが悪かったように思います。前後半ともに入りのところは湘南さんに分があったという中で、結果のところもそうですけれども、自分たちで盛り返して、またその盛り返し方が、ボールをつなぎながらもありますし、ファールを得てフリーキック、セットプレーから、コーナーキックからと、自分たちの強みであるところを生かして得点につなげた。入れた方も素晴らしいし、決めた選手も素晴らしいし、それを起案したコーチも素晴らしいし、本当にチームが一つになっているというのを感じます。非常に良かったと思います。最後は時々やる5枚にしましたけれども、危ない場面がそんなになかったと思うんですけども、一応ゲームクローズという意味では、そのまま終わったので良かったと思います」

Q:監督がおっしゃったように、湘南のプレスが非常に早く苦労した前半でしたが、だからこそ立て直すのは難しかったと思いますが、後半はどんなところを強調して選手たちをピッチに送り出されたのでしょうか?
「ビハインドの状況だったので、なおさら自分たちで攻撃を仕掛けなくてはいけないというところがあったと思うんですね。そこを少し修正して、どういうふうにしていこうか、選手交代も含めて、やろうとすることに少し変化を加えて、前半よりも、もう少しこういうことをしようよという話をして送り出しました。それが少し上手くいった場面と、相手は少し嫌がったのかなというふうに思います」

Q:フアンマ選手とクルークス選手の投入も流れを変える一因になりました。彼らへ期待していたことと、その評価という点ではいかがでしょうか?
「まず、2人が交代する前に出ていた選手もよくやってくれたと思います。私が伝えていること、チームで高めようとしているところをやってくれていました。ただ、得点につながらなかった、失点をしてしまったというだけで、そういう意味では、やっていてくれたので、そこはまず悪くはなかったです。ただ、ビハインドから盛り返して、さらに逆転をという意味では、試合に出たくて、もしくはチームに貢献したいというエネルギーも必要ですし、もちろん体格、スピード、技術と、それぞれの選手によって特長が違うので、そういうところを生かしたプレーを、こういうふうにやっていこうよというところで、特に最初のハーフタイムに入った2人は非常に良かったと思います。ジョルディは得点こそ取りませんでしたけれども右サイドで起点になって推進力を出してくれました。フアンマも同じように、いいところでボードを収めたり、味方につなげたり、守備のところも最後は素晴らしかったですね。CBかと思うぐらい、下がってヘディングしてくれて、ああいうところの危険察知能力も高いですし、非常に2人とも良かったと思います」

Q:ここまでの5連勝は先制点を奪って勝ってきたという形でしたが、今日は逆転勝利ということで、これまでとはまた違ったチームの強さを見せられた勝利でした。監督はどのように受け止めていらっしゃいますか?
「一つ階段を登ったなというふうに思っています。これまでと違う勝ち方をできた。セットプレーではありますが、逆転勝利するというのは非常に難しいです。そういう意味では、今日はホームだったのでホームの利を生かしたというところはもちろんありましたけど、逆転というのは非常に難しいです。それができたのは非常に良かった。また、これから自分たちの自信や財産になっていくなというふうに思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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