「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第22節 湘南-福岡】「最大出力でやってくれたが質のところが少し足りなかった」/長谷部茂利

2022明治安田生命J1リーグ 第22節
2022年7月16日(土)19:03キックオフ
会場:レモンガススタジアム平塚/4,997人
結果:湘南ベルマーレ 0-0 アビスパ福岡

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「開始から終了まで全力を尽くしましたが、いい場面をたくさん、もしくは大きなチャンスを作ることができたと言えばできたんですけれども、回数が少なかった、そんなふうに思います。選手はこの天候の中で最大出力でやってくれましたけれども、質のところが少し足りなかったんじゃないかなというところは、今、選手に話してきたところです。振り返って守備のところで言うと、0失点に抑えて危ない場面はそんなにたくさんなかったと思うので、まずまずの出来だったなというふうに思っています」

Q:湘南さんに対しては、今季は4バック気味で戦っていたと思いますが、今日は3バックで臨まれました。その意図を教えてください。
「自分たちがやりたいことを、また湘南さんがやりたいことをやらせないというところ、その両方の観点で、今日はちょっと立ち位置を変えて挑んでみました」

Q:その辺りの評価をお願いします。
「先ほども言ったように、彼らの攻撃をいかに抑えるかというところでは、0失点に抑えたので良かったと思います。ただ攻撃のところは0得点だったので、そこは1トップと2トップとでは、やはり人数が違うので、そういうところの課題というか、もっともっと突き詰めていかないと、チャンスを作っていかないといけないなというふうに思いました」

Q:もちろん、勝点3が欲しかった試合だったと思いますが、この状況の中でのドロー、勝点1という結果については、どのように捉えていらっしゃいますか?
「連戦、またこの悪天候の中で、アウェイですし、勝点を取れたというのは積み上げたというふうに捉えています。選手たちも勝ちたかったのは山々ですが、ポジティブに捉えようと選手たちから声が上がっていたぐらいなので、チームとしては考え方が合っているので一つ積み上げたというふうに思っています。悔しいけれども、そこの質が足りなかったというのは間違いないことなので、そこの質を上げる、回数を上げるというところだと思います」

Q:天皇杯を含めて公式戦5連戦、うちアウェイが4試合という中で3勝2分と負けなしです。一時期、少しチーム状況が落ちたときもありましたが、また上がってきたのではないかという印象です。
「チームとしては継続してやっていますし、積み上げていこうということでトレーニングも含めてやっていますけれども、そんな中で、選手たちがとにかく前向きに取り組んでくれていることが、この引き分けや勝ちというところに繋がっていると思います。自分たちのスタイルが他のチームと違ったり、評価されなかったりとか、いろいろあると思うんですけれども、そんな中で、自分たちが勝点を積むために何が必要なのか、それを監督、スタッフ、選手、いる人間で必要なことを最大値で出せるように積み上げて表現しているつもりです。今日の戦いの中で、もちろんうまくいかないこともありますし、はたから見たら『何やってんだよ』というようなこともあるかもしれませんが、自分たちは全力を尽くして高めているつもりです。ですから、近い将来、もっともっと良い崩しや、みなさんが驚くような華麗なボールの動かし方など、そういうことができる可能性はあるので、その可能性をいつも持ちながら、もっともっといろんな形で攻撃できたり、いろんな選手がボールを取ったり、切り替えが湘南さんよりも早くて驚くような連動があったり、そんなチームを目指しているつもりです。それが積み上がっているからこそ、この3勝2分けという直近5試合の戦いになっていると思います。フルタイムで同じ選手が出ているわけではないですが、そこも選手たちが自分の出番のときに役割を果たしてくれているなというふうに思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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