「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第34節 岐阜-福岡】「勝ちたい強い気持ちとサポーターの後押しで勝点3が取れた」/井原正巳監督

2017明治安田生命J2リーグ 第34節
日時:2017年9月24日(日)14:04キックオフ
会場:岐阜メモリアルセンター長良川競技場/7,348人
結果:FC岐阜 1-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]岩下(26分)、松田(72分)、[岐阜]庄司(87分)

◎井原正巳監督;
Q:試合を振り返って
「多くのサポーターが岐阜まで駆けつけてくれました。我々は6戦勝ちなしという状況でしたが、これだけのサポーターが駆けつけてくれ、本当に90分間後押ししてくれた結果、7試合ぶりに勝点3を取ることができました。本当に感謝しています。
岐阜さんは4連勝中で非常に調子がいい中、我々は勝っていないということもあり、試合前に今日は不格好でもいいので、とにかく結果にこだわろうという話をし、本当に90分間、守備のところでは失点しないように全員がハードワークする、攻撃のところでは、奪ったボールをシンプルに運んで、速攻なのか、遅攻なのかをしっかりと判断していこうということでゲームに入りました。また、岐阜さんは非常に攻守の切り替えの早いチームなので、その点についても負けないようにということでした。その中で、セットプレーからいい形でゴールが取れたこと、そして追加点も取れたということは、我々が粘り強く戦えた中で評価できる部分だと思っています。最後はかなり押し込まれて1点取られましたけれども、選手の勝ちたい強い気持ちと、サポーターの後押しがあって、何とか久しぶりに勝点3を取ることができました。この勝ちを次のホームゲームにつなげていくこと、そして昇格に向けて勝点は落とせないと思いますので、勝ち続けるために、またしっかりと準備していきたいと思います」

Q:今日は三門選手を少し前に上げて、中盤の構成を変えていたように見えましたが、その狙いを教えてください。
「ミカをトップ下のところでプレーさせて、相手の中盤のところの構成力や、庄司選手の配球を制限したいという意図で、あの配置にして、前からプレッシャーをかける時と、そうでない時のメリハリをつけたかったということと、ボールを取った後、ミカはどんどん飛び出していけるので、そういう狙いもあって、前半は、あのポジションでプレーしてもらいました。非常にいい形でやれたと思いますし、彼の持ち味も出してくれたと思います。もともと、あのポジションもやったことがあるので、狙い通りのプレーしてくれたと思っています」

Q:今日の目的は勝つことがすべてということだったと思いますが、2-0になった後、少しトーンダウンしてしまったように感じました。あの辺は引き続きの課題なのでしょうか?それとも今日に限っては、勝利したことでよしという判断でしょうか?
「2-0になったことで安心してしまったところが、若干あったかもしれませんし、そのあと1点を取られてしまいましたし、最後の試合運びというところは反省点になると思います。もちろん、0で抑えてしっかりと試合を締めくくることができれば、よりよかったと思っています。ただ、1失点後も危ないシーンがありましたが、本当に全員で体を張って守ったことと、勝つことの難しさというものを改めて知ること、そして、この勝ちの味を最終的には全員で味わえたことは、次につながると思っています」

Q:試合から離れてしまって申し訳ありませんが、城後選手とシシーニョ選手が交流しているという話を聞きました。そういった外国籍選手との交流に関して、監督はどのように感じていらっしゃいますか?
「前回の我々のホームゲームの時に、試合後にユニフォームを下という話も聞いていますし、スペインでプレーしていたような選手が、Jリーグを見てくれている、また我々のチームのことを知ってくれていたというのはありがたいことです。ゲームとは別にして、そういう交流があるということは素晴らしいことだと思います」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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