「football fukuoka」中倉一志

J1第8節 vsG大阪 井原監督(福岡)コメント

2016Jリーグ ディビジョン1第8節
日時:2016年4月24日 13:04キックオフ
会場:レベルファイブスタジアム/18,508人
結果:アビスパ福岡0-1ガンバ大阪

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「日曜日の試合で、多くのサポーターのみなさんに駆けつけていただいて、本当に感謝しています。また、勝点を奪えずに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今日、九州の代表として何とかいいゲームを見せたかったのですが、結果的に残念なものになりました。ただ、ガンバ大阪という強豪相手に、選手達は戦う姿勢を十分に見せてくれたと思います。ガンバ大阪はアジアチャンピオンズリーグにも出場していますし、昨季の2位のチームです。また、元を含めるとほとんどが代表選手という相手に、我々はチャレンジャー精神をもって最後まで戦えたと思います。毎試合、J1のゲームではいつも感じることですが、最後のところ(フィニッシュ)の質の差を今日も見せつけられたと思います。ただ、選手達は、90分間、勝利のために精一杯ハードワークをしてくれました。結果は出ませんでしたが、これを続けていくことが結果に結びついていくと思っています。同時に、勝つためにはゴールを奪わなければならないので、攻撃の部分の意識を変えていかなければならないと感じています」

Q:得点数が減少している原因は何でしょうか?
「リーグ戦では、磐田戦の城後のゴール以外は、すべてがセットプレーからのゴールだというのが現状です。まず、守備に人数をかけることによって、守備は安定しつつありますが、攻撃時の人数が少なくなってしまったり、パワーが無かったりすることでゴールが少し遠くなっているので、守備のリスク管理をしつつ、いかにして、攻撃に人数をかけられるかが大事になってくると思います。そういう中で、相手のアタッキングサードに入った時のクロスの質であったり、落ち着きであったり、ラストパスの精度を上げていくことが今は大事だと思います。セットプレーも我々のストロングポイントですけれども、やはり警戒されていますし、J1のレベルはそういったところもしっかり抑えてきていると感じました」

Q:J1の強豪チームとの差は何でしょうか?
「ひとり、ひとりのボールの動かし方であったり、持ち方であったり、1対1の強さは我々を上回っていたので、さすがだなと感じました。ガンバ大阪は、『元』を含めて代表選手が多くいるので、個の質という部分は高いですし、ボールの動かし方も洗練されていて、我々にじわじわとダメージを与えながら、最後に仕留めてきたなというのが率直な感想です。1人ではなく、2人、3人とカバーし合いながらグループでボールを奪いにいってシュートを自由に打たせないよう突き詰めていきたいと思います」

【武丸善章=取材、中倉一志=構成・写真】
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