「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 天皇杯 ROUND16 福岡-長崎】「練習をして磨けばゴールに繋がると信じている」/ファビオ カリーレ

天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 ROUND16
2022年6月22日(水)19:03キックオフ
会場:トランスコスモススタジアム長崎/3,463人
結果:アビスパ福岡 2-0 V・ファーレン長崎
得点:[福岡]渡大生(11分)、フアンマ デルガド(78分)

◎ファビオ カリーレ監督(長崎);
Q:試合を振り返って
「今日は競った試合だったと思います。相手はロングボールを多用して、そこから二つ目を拾うというサッカーだったと思いますが、自分たちはそういう相手だというのは分かっていましたし、一つ目、二つ目を拾わなければいけないというのも分かっていました。今日は負けましたけれども、相手よりもシュートを打てました。ただし、そこの精度は少しずつ上げていかなければいけない部分だと思います。練習をしてさらに磨いていけばチャンスを作れているので、それがゴールに繋がると私は信じています」

Q:今日の試合は敗れましたけれども、内容的にはボールを動かすということはある程度できていたと思います。その上で、監督から見て今日の試合で得たもの、収穫だと感じた部分について教えてください。
「正直に言うと、多分、自分たちと選手の間ではすごくコミュニケーションが取れていて、自分たちも選手のことを分かるようになってきていて、逆もそうだと思います。自分のサッカー感を伝えていて選手もそれを理解しつつあると思います。今日は悔しい気持ちが出るのは当たり前ですし、その気持ちを成長させる起爆剤にしなければいけないと思います。今日はロッカールームでみんなに顔を上げるようにと話をして、明日はまた違う日が来るし、また自分たちは成長しようという話もしました」

Q:リーグ戦は続きますけれども、次につながりそうな収穫、次へ繋げていきたい部分というのは、どのようなところでしょうか?
「連戦が続いたので、今日は使ってなかった選手を使うこともできましたし、そういった選手を見ることもできました。そういう選手がやれるというのも確信に変わりましたから、チームが強くなるという確信は持っています。怪我から復帰した選手も今日はすごく良かったと思います。チームの中で競争が生まれないと成長に繋がらないと思いますが、そういった部分では、うちのチームは競争があると思います。大会はリーグ戦しか残っていないので、リーグ戦に向けて全力でやらなければいけないですし、日曜日にもすごく大事な試合があるので、そこに全力で臨みたいなと思っています」

Q:前半に1失点した後にギアを上げて、後半も主導権を握るようになりました。後半に向けて出した指示はどのようなものだったのでしょうか?
「前半で言うと、自分たちのテンポが遅かったと思うんですよね。そうすると相手がオーガナイズできてしまうので、テンポを上げることをディフェンス陣に伝えたことと、イージーミスが多く、あってはいけないミスをしていたので、そこは確実に繋ごうという指示を出しました。それをすることによって相手の陣地でボールを保持するかことができたのでチャンスを作ることができたと思います。そして相手は空中戦を武器にしているので、相手の9番のスペイン人にボールを集めたりだとか、あとはカウンターで出てくるサッカーをしていたと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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