無料:日本サッカー協会審判委員会扇谷健司委員長、ヴィッセル神戸齊藤未月の怪我について「レッドカードを出すべき」「早い復帰を願い御見舞い申し上げます」「柏レイソル選手への誹謗中傷ないように」
本日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会がJFAハウスにて『レフェリーブリーフィング』を開催し、ヴィッセル神戸×柏レイソル戦での齊藤未月が受けたスライディングタックルについて扇谷健司JFA審判委員会委員長が「あのシーンについていろいろと議論を重ねましたが(審判委員会の)見解はレッドカード。本当にこういった所で正しいジャッジができなかったことを申し訳なく思っています」と述べた。
扇谷委員長はVARが介入しなかった理由について、映像が不鮮明で「ポイント・オブ・コンタクト(接触の部位)がわからなかった」と明かした。実際にメディアブリーフィングでは、VARの交信と映像が公開されたが、ゴール裏カメラでは接触シーンがポストに隠れており、FBRJで記したヴィッセル側のゴール裏カメラは距離があってクリアな映像ではなかった。
とはいえ、ヴィッセル側のゴール裏カメラやメインスタンドのカメラで。さらに齊藤の怪我という外的根拠(大きな怪我にはレッドカードという意味ではなく『フットボールアンダースタンディング』から部位)を見れば、レフェリーとVARのやりとりで“著しく不正なファウルプレー”という結論を出すことは出来たと説明。さらに自身の反省としてVARへの要求についても言及するなど30分近くメディアの質問に答えた内容は後ほどレポートしたい。
今回の件がどのように報じられるか分からないが、『フットボールアンダースタンディング』が重要になると感じた。今村義朗PRには一定期間の研修が設けられるとのことだったが、こちらも『フットボールアンダースタンディング』が関わっていると思う。
また扇谷委員長はメディアへのお願いとして「柏の選手もわざとやっているわけではないとご理解いただけると思います。私がこうして説明することで柏の選手に何かが行ってしまうのは避けて頂けたいです」とも付け加えた。