石井紘人のFootball Referee Journal

【無料】飯田淳平レフェリー「ベンチへのカードを出さずに済むように早めに対応したい」

ファウル行為から大怪我での選手生命が終わることの根絶は選手に気を付けてプレーして貰うのと結果的に起きたらレフェリーが正しい判定で対応する【レフェリーブリーフィング後編】

216日に行われた2022シーズンの判定基準(スタンダード)説明会にて、2021シーズン優秀レフェリーを受賞した飯田淳平プロフェッショナルレフェリー(JFAとプロ契約)がベンチコントロールについて解説した。

 

「フットボールにはやはり感情的なものがあって、それゆえにお客さんが感動したり、人々を惹き付けたりする部分があると思うので、時に気持ちが抑えられないこともあると思います。

よくあるのは、選手は落ち着いていて、フィールドの中は落ち着いているんですけど、逆にベンチが気持ちを抑えられなかったり。または、ベンチでもチームスタッフの皆さんは(試合中でも試合の)映像を見ることができるので、それで(フィールドの中とは)違う事実が発見して気持ちが抑えられなくなることもあると思います。

ただ、先ほどの(メディアからのベンチの声が酷いと)ご質問にあったように、度が過ぎた行為には我々は対応しなければいけません。

ただ、そのような行為が起こる前に、我々レフェリーは早めに介入しなければいけないと考えています。試合がスムーズに、フェアに、より良くなるように進めていくことを肝に銘じながら2022シーズンに臨みます。

今、競技規則に、ベンチに関しても具体的にイエロー、レッドというのが明文化されましたが、私たちは決してその適用を探しに行く訳ではなく、そうならないようにベストを尽くしていきます。」

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