批判が起きる森保一監督の中山雄太ではなく長友佑都の起用 #daihyo #サッカー日本代表 #W杯アジア予選 を久保竜彦氏「自分は精神的にも身体的にも(途中出場で)徐々に慣れていく力しかなかった」
――アジア予選では相手に主導権を渡すって、なかなかない。でもイングランド相手では…。
久保:やっぱ前にすごいヤツがいると、そうなっちゃうんですよね。(失点が)怖いから(自陣に下がってしまう)。自分の目から見たらイングランドのバックライン(G・ネビル、テリー、キャンベル、A・コール)なんて、穴がなかったですもん。自分はその程度の選手だった(笑)。でも、ロナウド(元ブラジル代表:フランスW杯MVP・日韓W杯得点王)だったら、余裕で穴を見つけるでしょ(笑)。そうなれば、相手DFも下がらざるを得なくなって、主導権を握れる。
――本大会で日本がベスト16の壁を超えるために必要なことは。
久保:大迫と(大久保)嘉人を合体させたような選手がいたら、いけるんじゃないですか(笑)。
やっぱりドカーンという選手が出てくるかどうかじゃないですかね。中田(英寿)でも無理で、本田(圭佑)と香川(真司)でも厳しかった。よっぽどの選手が出てこないと、ベスト16には行けても、その先はね。
チーム力っていうのもあるかもしれないけど、結局は点を取るなり、ゲームを決めたりするのって「何じゃコイツ」っていう選手(スーパースター)じゃないですか。それがベスト8じゃないですか。伸二が(1999年に)膝をけがさせられなければ(日韓W杯かドイツW杯でベスト8に)行っていたかもしれない。
■編集後記
私が日本代表戦の取材に行けるようになったのは、2009年から。
なので、よく言われる「規律の徹底だけだと、相手にブロックを組まれると何もできない。それがトルコ戦」「自律では守備がオーガナイズ出来ない。それがドイツW杯」を現場で見ていません。
ということで、実際に両監督の元でトレーニングし、プレーしていた久保竜彦さんに攻撃について訊いてみました。
―トルシェの時って、シャドートレーニングが多いって言われていたと思うんですけど、どうでしたか?
「繋ぎ方とか動き方とかも、ディフェンスラインからやってて。回し方だったり、ポジショニングだったりとかの練習をしていたから。(練習でも試合でもボールを持っている選手と)目が合わない。(実際の試合で)自分の感覚で動いてもパスが出てこないとかはありました」
―一方、ジーコジャパンはゲーム形式などがメインだったと言われています。
「紅白戦とかは親善試合とかの時に、(こういうパスが欲しいと)言って、それで(攻撃が)出来ますからね。てか、(技術のある中盤からしたらFWが)「動けや」と。目線もあるし、ジェスチャーで分かるし、「あぁ、あのタイミングで動いていいんや」「ここでボールくるんや」っていうのがそれでわかるし。今までのサッカー人生になりタイミングだったから面白かった」。
サウジアラビア戦では規律に加え、自律も垣間見えた。