無料コラム:鹿島アントラーズ・ペドロへのガンバ大阪GK東口のタックルはレッドでは?名古屋グランパス×柏レイソル戦のアディショナルタイム【レフェリーブリーフィング後編①】
今月の隔週コラムは、先日行われた『2018 第 3 回 JFA レフェリーブリーフィング』のレポートと、ブリーフィング取材後記になります。
J1第12節の川崎フロンターレ×浦和レッズ戦の70分
上川徹JFA(日本サッカー協会)審判委員トップレフェリーグループシニアマネジャー
「FKで退場が正しい判定ですが、色々な見方が出来るのかなと。
GKが出てきます。コンタクトはやや外側で行われていますけど、プレーの方向はゴールに向かっています。浦和の選手もしっかりとボールがコントロール出来ている。このボールとプレーが外側にいったら、また違う判定になると思います。
ゴールにGKはいない状態です。その真横にDFが一人います。たとえば、これがゴールにGKがいて、そのGKと一対一になる状況を止めるためにファウルをすれば、得点の機会阻止ですよね。そう考えると、このシーンも得点の機会阻止です。
もう一つ、反則のチャレンジもボールにプレーすることなく、相手に強くチャレンジしている。その観点から見ても、著しく不正なファウルプレーで退場とも見られる。」
さて、ここで一度レフェリーブリーフィングから離れ、
J1第2節の鹿島アントラーズ×ガンバ大阪戦の36分(参考記事:なぜGK東口のペドロジュニオールへのタックルは得点の機会阻止が適用されなかったか)
について。