【サッカー人気2位】3月の試合で見えた成長と課題 現状の戦力で戦い抜けるか?【…

石井紘人のFootball Referee Journal

AFCアジアカップ2015 日本 2-0 ヨルダン ラフシャン・イルマトフ審判団評:3

■主審:ラフシャン・イルマトフ(ウズベキスタン)

採点:3

 

AFCアジアカップ2015初戦のパレスチナ戦後、「審判はバスケットボールのように笛を吹いた」と発言した本田圭佑に、AFCは5000ドルの罰金を科した。

これについて、記者の中には「バスケットボールのようなレフェリングが、アクチュアルプレーイングタイムを短くしている」としながらも「現在のJリーグの審判は、手を使って相手を引っ張る行為に対し、厳しく笛を吹くように基準が整えられている。すべては、世界の舞台で戦える選手を育てるため」ともしている。

今回のアジアカップで厳しい基準を強いているのは、怪我をなくすためや、ファウルへの定義を徹底するためでもあるだろう。その上で、選手たちがタフにプレーすれば、アドバンテージが適用され、アクチュアルプレーイングタイムも長くなる。

AFCの方向性が間違っているとは思わないし、罰金も妥当だと思う。なぜならば、フセイン主審のレフェリングに批判されるほどの問題はなかった。

とは言え、アジア全体の審判団のレベルは、世界に比べると低い。日本選手たちの発言をプレッシャーと感じているかもしれない。

ということもあってか、この試合を任されたのは、世界屈指のレフェリーでもあるイルマトフ主審だ。

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