石井紘人のFootball Referee Journal

2013J2第1節 G大阪×京都 山本雄大審判団評:2~3

■主審:山本雄大

 採点:3

 

議論がわかれる試合で、白黒付けるのが難しい。が、つけなければFBRJではない。

 

 

40秒、腕でのブロックをとる。4分にはクサビをつぶした秋元に注意。8分のレアンドロへのファウルは、京都選手の手をフォーカスしたのだろう。手に関しては、かなり厳しい基準だ。

21分の岩下が引っ掛けたシーンもしっかり見極め、かつコミュニケーションも良い。

30分の秋元のファウルは、ノーでも良かったように思えるが、ポジショニングは良かった。

451分、家長にドリブルで抜かれた所をファウルで止めたバヤリッツァに警告。

 

迎えた51分。

山瀬のシュートのこぼれ球を宮吉が決めるが、丹羽のプレーイングディスタンスにあるボールを、丹羽に影響を与えてボールを蹴ったということでファウルに。ゴールは取り消しとなるが、議論が分かれそうだ。

確かに宮吉は丹羽とコンタクトしているが、ボールにもプレーできている。一方で、確実に丹羽の足ごと蹴っている。私は基準から考えても、ファウルは妥当だと思う。

 

さらに60分。

PA内に進入したレアンドロが倒れる。山本主審はPKを宣告。

染谷の最初のチャージはフットボールコンタクトだったが、その後、染谷の足がもつれ、裏からレアンドロを押すような格好になってしまった。現象として、PKを取らざるを得ないというもので、ゆえに懲戒罰はなかった。ただ、山本主審のポジショニングが良くなかったことは付け加えておきたい(その後の染谷へのマネジメントは的確だったが)。

(残り 421文字/全文: 1054文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ