2013J2第2節 神戸×岐阜 扇谷健司審判団評
■主審:扇谷健司
採点:2
北朝鮮代表復帰を目指す李漢宰。個人的に彼に注目しており、今季は岐阜の試合もチェックしている(後ほどハンジェ君をレポートします)。そんな岐阜の試合を任されたのは扇谷主審。岐阜の試合はプロフェッショナルレフェリーの割り当てが少ないと聞いていただけに、意外だった。
試合は非常にフェアでスピーディーな展開に。
7分にポポのファウルをとるが、悪質さはないためカードはなし。21分、抜かれた所を体でブロックした杉山に警告。31分にも遅れた相馬のチャレンジをしっかりとったように、ボールにプレーできていないものは見極める。
一方で、フットボールコンタクトはいつもの扇谷主審の基準だ。37分の相馬が倒れたシーンは、自らコースに入っていったということでノーファウル。直後の田代とデズモンドのコンタクトも、互いにボールにプレーできているということでノーファウル。基準通りで、良い見極め。田代ともコミュニケーションをとるなど、しっかりとレフェリングしていく。
55分のシーンも、ファウルを貰いにいったためノーファウル。65分のファウルは手で押したため。
迎えた76分。
ポポのゴールが、小川が【プレーに干渉】したということで、オフサイドで取り消しに。が、小川はポポのシュートに反応できず、相手にも干渉してなく、かつボールにも触れていないと思う。Laws of the game106ページの最たる例のようなシーンだ。
主審と副審で確認をとってのオフサイドだったが、これはオフサイドではないと私は思う。議論できる判定だ。
87分に小川が森安をプレー後に軽く押したシーンも、懲戒罰まではいかないと判断し、上手くコントロールするなど、試合に欠かせない主審となっていた扇谷主審。
それでも、76分のシーンをどう捉えるかで、採点は変わる。一つのミスで全てが変わる。【普通に試合を終わらせた】というのは、難壁に挑むようなものでもある。
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