【サッカー観戦術/ポジションの役割】センターバックに求められる3つの特性

2021年08月25日 7時00分　
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【サッカー観戦術/ポジションの役割】

■センターバックに求められる3つの特性

■ディフェンダー(DefenseまたはDefender=DF)

ディフェンダーのポジションは、基本的にはセンターバック(Centre Back=CB)とサイドバック(Side Back=SB)の2つになります。そのうちのCBの守備のやり方としてストッパー(Stopper=SP)とスイーパー(Sweeper=SW)とリベロ(Libero)に区分できます。

●センターバック(Centre Back=CB)

4バックの真ん中の2人のポジション、または3バックの3人をCBと呼びます。フィールドの中央に位置するDFです。フォワード(FW)への対応だけではなく、DFの中心となって最終ラインのコントロールやビルドアップの起点にもなっています。CBに求められる特性として、「1対1の強さとスピード」「カバーリング能力」「組み立て能力」の3つが求めあられます。

①「1対1の強さ」

FWのドリブル突破やDF ラインの背後への飛び出しに対して、ボールを奪ったりシュートコースを防いだり、DFラインの裏への飛び出しを防ぐなどの対応力が求められます。また、クロスボールに対する競り合いで相手を凌駕しないとならないのです。

②「カバーリング能力とスピード」

CB同士やSBと連携を取りながらカバーリングを行います。たとえば、SBが相手サイドハーフをケアしたならば、SBの背後のポジションが空きます。そこをCBがカバーリングする必要があります。したがって、タッチラインを相手と併走するスピードが求められます。さらに、味方の選手に指示を出すコーチングが求められます。

③「組み立て能力」

近現代サッカーにおいては、守っているだけがCBの仕事ではなくなっています。攻撃時には、攻撃の起点となってビルドアップに参加して、状況を見て、縦パスやFWへのロングパスを通せるキック力が求められ、パスの受け手を瞬時に見分ける視野の広さを持つことも大切になります。

ストッパー(Stopper=SP)、スイーパー(Sweeper=SW)、リベロ(Libero=LB)、サイドバック(Side Back=SB)については、次回のコラムで説明します。

〈了〉