石井紘人のFootball Referee Journal

無料審判批評:Jリーグでは考えられないレフェリーの対応とタフなコンタクトをラフにするミャンマー選手 #日本代表 #daihyo #アジア大会 主審と副審はフィリピンとタイのトリオ

Jリーグでは考えられないレフェリングである。

たとえば9分、遅れ気味にスライディングした15番への対応だが、かなり軽かった。もっと厳しくカードを出すくらいの強いプレゼンスを全体に示すべきに思える。

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その軽い対応が、18分のアフターのキッキングにも繋がる。ここもギリギリのため、注意で収めるが、どこかでカード基準を決めなければいけない。

その最低ラインが31分の6番のカニバサミタックルだったのだが、ここでラフプレーを適用しないのはありえない。おそらく主審はボールへの意図から懲戒罰とは見なかったのだろうが、チャレンジはあきらかに無謀である。

ここまでの後手のレフェリングが37分の6番のオレンジのラフプレーを生んでしまった。31分よりも危険なチャレンジであり、怪我しなかったのが不幸中の幸いのようなプレーだ。

もちろん、行為は選手に問題があるのだが、であるのならばカードでコントロールするのがフットボールでもある。審判団に見えるボール周りのジャッジならば、なおさらである。

競り合いでのバチバチが続くと、タフをラフにしてしまうミャンマー選手たちの傾向を立ち上がりに掴んでおくべきだった。

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