「リヴェルンのおかげで、かつて抱いていた自分の夢を思い出すことができました」 マスコットに救われた話 はごろも(鹿島アントラーズ&東京ヴェルディサポーター)
月イチ連載の「マスコットに救われた話」。タイトルそのままに、マスコットが大好きな方々に、毎回「マスコットに救われた話」について語っていただく。
今回ご登場いただくのは、リヴェルン推しのはごろもさん。もともと鹿島アントラーズのサポーターだったが、リヴェルンとの出会いがきっかけで、東京ヴェルディの観戦比重が上がっていったという。
一方で、はごろもさんは「Jマスコット ウチの子が壱番(#ウチ壱)」の常連。2023年には、がすぱーる賞を受賞している。一眼レフを購入して、リヴェルンを撮影するようになったのは2022年から。それからわずか1年での受賞だから、なかなかなものだと思う。
思えばリヴェルンは、コロナ禍でJリーグが中断していた2020年5月4日に誕生し、以降はずっと成長を続けているマスコットである。そんなリヴェルンを追いかけることで、はごろもさんにどんな変化があったのだろうか。さっそく、ご本人に振り返っていただくことにしよう。(取材日:2024年12月22日=オンラインにて収録)
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※これまで登場したマスコット(ファジ丸、ゼルビー、ドーレくん、ヴァンくん&フォーレちゃん、ヴィヴィくん、ガンズくん、しかお、東京ドロンパ、アルディ&ミーヤ、リヴェルン)以外のマスコット推しの方が採用される可能性が高いです。なお、自薦・他薦を問いません。
■「リヴェルンがこんなに頑張っているのに、どこも報じないのはおかしい」
今でこそリヴェルンに夢中ですが、もともとは鹿島のサポーターなんですよ。ダンナがヴェルディのサポーターで、今年(2024年)は初めてJ1での「夫婦対決」が実現しました(笑)。もっとも鹿島については、だいぶクラブの雰囲気が変わってしまって、最近は少し距離ができてしまった感は否めません。それでも、鹿島がヴェルディに負けた試合は、悔し泣きをしていましたが。
2023年の「#ウチ壱」で、がすぱーる賞をいただきました。ホームタウン活動で、地域の子供たちと触れ合うリヴェルンの姿を撮影した作品です。選者のがすぱーるさんから《女の子に驚く様子はなく、リヴェルンの親しみやすさがよく伝わってきます。心がほっこりとしました。》というコメントをいただきましたが、とても嬉しかったですね。
一眼レフでリヴェルンを撮影するようになったのは、2022年のシーズンから。ちょうどコロナ禍が明けて、マスコットのグリーティングが本格化したタイミングでした。カメラはほとんど初心者でしたが、好きなものを撮影するたびに、上達しているという実感があります。やっぱりリヴェルンを撮影している時が、一番楽しいですね。
味スタでの試合でも撮影しているのですが、個人的に力を入れているのがホームタウン活動の撮影。「リヴェルンがこんなに頑張っているのに、どこも報じないのはおかしい」と思って始めました。リヴェルンがどこにお出かけするのか、公式でもなかなか情報が出てこなかった頃は「ヴェルディ ホームタウン」で検索したり、過去の活動から類推したりして追いかけていました。
■ヴェルディサポーターの夫と味スタで試合を観るようになって
サッカーを観るきっかけは、2001年に開催されたコンフェデレーションズカップでした。カメルーン戦で2ゴールを決めた、鈴木隆行に衝撃を受けて、それで鹿島サポーターになったんです。最初は親に連れていってもらって、ゴール裏で応援していたんですが、大学生になってからはひとりでも観戦するようになりました。
2014年に今のダンナと付き合い始めて、味スタでのヴェルディの試合も一緒に観に行くようになりました。結婚したのは2018年ですが、よくある他サポ夫婦ということで、それぞれ応援している試合を観に行ったり、たまに相手に付き合ったりするような感じですね。当時はカテゴリーが違っていたので、特に支障を感じることはなかったです(笑)。
実は当時、マスコットにはあまり興味がなかったんですよ。鹿島とヴェルディの他に、ダンナの実家が等々力(陸上競技場)の近くだったので、川崎フロンターレの試合にもよく行っていました。ふろん太のグリーティングを見て「かわいいな」と思ったり、メタボ時代のヴェルディ君と一緒に写真を撮ったりしていましたが、それ以上の関係性に発展することはなかったです。
そうこうしているうちに2020年、コロナ禍でJリーグが4カ月くらい中断になってしまったじゃないですか。ダンナは在宅勤務が難しい職種で、1カ月くらい仕事ができない状況。私はずっとリモートでしたけれど、サッカーがない生活は本当に寂しかったです。DAZNやYouTubeで、過去の試合を観ながら、ずっとJリーグの再開を心待ちにしていました。
写真提供:はごろもさん
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