新時代への期待と拭いきれなかった違和感 30周年でのJリーグアウォーズを振り返る
2023年のJリーグを締めくくる、Jリーグアウォーズ。今年は12月5日に横浜アリーナで開催された。コロナ禍以降で、観客を集めての開催は初めて。横浜アリーナが会場となるのは5年ぶりのことだ。
奇しくも、この日は私の新著『異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実』の発売日。Jリーグの現在と過去を行き来する「物語」を書ききった著者としては、30周年のアウォーズがどのように開催されたか、非常に気になるところであった。
アウォーズの模様については、DAZNで視聴された方も多かったと思う。本稿では当日の会場の模様を写真メインでお伝えしつつ、このイベントから感じた期待と違和感について言語化を試みることにしたい。
- レッドカーペットに選手たちが続々登場。神戸の選手たちには「優勝おめでとうございます」との声。
- その様子を動画配信していたのが、今日のプレゼンテーターであるウンパルンパさんと那須大亮さん。
- 多国籍バンド「ALI」によるパフォーマンスのさなか、選手たちが舞台に登場する新機軸の演出。
- そして優勝シャーレとともに神戸の選手たちが入場。間近で拝むことができたファンは大満足だ。
- カクテルライトに照らされて、アウォーズの受賞者が勢ぞろい。観客の期待感は否応なく高まる。
- 今回の総合司会はハリー杉山さんと影山優佳さん。昨年からの影山さんの活躍ぶりは眩しいばかり。
- 野々村芳和チェアマンによる挨拶。今年はシーズン移行問題で揺れたが、さすがにその話題はなし。
- まずはJ1優勝クラブの栄誉を称える。神戸は1993年のJリーグ開幕から11番目のチャンピオンだ。
- 今回は豪華なプレゼンターが続々登場。優秀監督賞には、日本代表の森保一監督が務めることに。
- そして優勝監督賞に輝いたは、福岡をルヴァンカップ優勝に導いた長谷部茂利監督。納得の受賞だ。
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