アジアカップに見る「欧州のお下がり感」 かつての名伯楽たちとの再会に思うこと
アジアカップの取材でUAEに滞在して10日が過ぎた。今大会の3分の1をすでに消化したことになる。スポーツナビでの連載は、「日々是」のタイトルどおり日々の試合を中心にレポートしているが、本稿では10日間の取材の中で気になっていたことについて、この機会にまとめることにしたい。
5日のUAEとバーレーンによる開幕戦。いきなりUAEの応援席から「(ドンドン)ウッ!(ドンドン)ウッ!」という掛け声が聞こえてきてびっくりした。昨年のワールドカップで日本でもすっかりお馴染みとなった、アイスランドのサポーターによるバイキングクラップである。
確か3年前のユーロでは、フランスのサポーターがこれを真似して、他国のサポーターから嘲笑の対象となった記憶がある。ところがアジアカップでは、このバイキングクラップが大流行。私が確認した限りでは、UAEだけでなくタイやインドやイランや中国のサポーターも、頭上で手をたたきながら何度も「ウッ!」とやっていた。
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