RYUKYU SOCCER PRESS

育成型期限付移籍で加入したMF岡澤昂星「琉球のユニフォームを着て公式戦に出られたことを誇りに思う」【ロングインタビュー】

 

MF岡澤 昂星(おかざわ・こうせい)

・2003年10月22日生まれ(19歳)
・165cm /60kg
・大阪府出身
・選手経歴:大和田少年SC → セレッソ大阪西U-15 - セレッソ大阪U-18 →セレッソ大阪 → レッドブル ブラガンチーノ(ブラジル) → セレッソ大阪 → FC琉球
・背番号6

 

――沖縄に来て早々のタイミングで台風6号に遭い、大変だったかと思います。

沖縄に来てちょうど2週間ぐらいのタイミングで、元々沖縄は結構台風が当たるっていうのはわかってたんですけど、実際体験してみると…。自分ずっと大阪に住んでいて、大阪はどっちかというと結構(進路が)逸れるんですけど、(今回は)こんなもう家から出れないとか、お店も全部閉まってるみたいな経験は初めてだったんで、困りました(汗)。

 

――台風でも空いている沖縄のスーパー「ユニオン」ですら閉まってましたし、沖縄の人たちにとっても今回の台風はやばいなと感じさせるものですた。停電とかは大丈夫でしたか。

そこは幸いにも。冷蔵庫も無事でした(笑)。

 

――住み慣れた大阪から沖縄へと移って、今季まで期限付きにて琉球でプレーすることになりました。

今まではセレッソ大阪というJ1の中でも歴史のあるチームでプレーしていて、施設とかもしっかりと揃っている環境でやってきた中で、今回こうやってFC琉球へ来たときにクラブハウスはありますが、転々と練習場が変わったりすることもあったりするという経験が僕自身初めてでした。(昨年プレーした)ブラジルのときでもずっと同じ場所で練習してたので、やっぱりこういうカテゴリーになってくるとそういうのもあるんだなと。でもそこで変にストレスを抱えないようにというか、逆にそこでストレスに感じちゃうとサッカーに影響してきちゃうので、それはもう僕自身しっかりプロサッカー選手として、サッカーができる環境があるってことにまずは感謝し、初心に戻るじゃないですけど小学校のときとかこういう環境から育ってきたんで、サッカーができる喜びを今は感じています。

 

――昨年クラブハウスができる前までは北部から南部まで本島の練習場を転々とするのが当たり前でしたし、ある選手は「毎回景色の違う練習場なので飽きない」という話もしていました。

たしかに(笑)。でも僕沖縄に来たばかりで、まず練習場まで運転して向かうので「この道で当たってるんかな」って毎回不安になりながら練習場にいかなきゃいけないんで大変です。それでナビも何故か毎回違う道案内してて(笑)。練習時間に間に合わせて行くために朝から必死です。

 

――琉球加入後すぐに訪れた第20節・沼津戦で早速ボランチで先発出場しデビューしました。

僕自身、去年のこの時期からブラジルに移籍し、日本に帰ってきてからもなかなか出ることができずに1年以上出場機会を得ることが出来ていませんでした。なので、まずはFC琉球のユニフォームを来て公式戦に出るっていうところですごく誇りに思いました。(喜名)監督が自分を欲しいって言ってくれて来たわけなので、期待に応えないといけないっていう思いも強く、その中で絶対に勝ちたいっていう気持ちでピッチに入りました。

 

――どういったプレーをどんどんと出していきたいという思いですか。

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