RYUKYU SOCCER PRESS

上門知樹 シーズン総括インタビュー(後編)『もっともっと貪欲に』

中川風希(現・横浜FM)、そして鈴木孝司(現・C大阪)と、琉球はシーズンの途中に攻撃の核を立て続けに失った。しかしそのことで「このチームで誰がゴールを決めるんだ」という樋口靖洋監督の問いかけに対して「僕です」とハッキリと応えた上門の心に確実なエースとしての自覚を芽生えさせる。ゴールを重ねることでつかんだ「自信」はリーグ中盤戦以降、琉球の攻撃陣を自ら牽引し、第31節・鹿児島戦での決勝ゴールを始め、第37節・栃木戦で見せた試合終了間際の先制弾と追加点で勝利に導くなど、90分間集中と体力を切らさずゴールを欲する姿を顕示した。

そんな中、迎えた最終節のヴァンフォーレ甲府戦。ゴールこそ無かったが、この試合で目標の今季15ゴール目に達する最後のチャンスとなった上門は、ストライカーとしての強い意気込みを感じされるシーンがあった。まずはその場面を切り取る。

 

 

「僕に蹴らせてください」

 

――甲府戦の58分。風間宏矢が倒され直接FKを得た場面で、上里一将からキッカーを譲り受けました。そのシーンの意図は

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