RYUKYU SOCCER PRESS

上原慎也「今はみんなで戦えているなという感じが結果につながっている」

樋口靖洋監督はベンチで出番を待つ上原 慎也に「点を取ってこい」と一言声をかけると、チームはさらなるブーストを点火させる。「ゲームを決める仕事を彼には期待している」という指揮官の期待にこたえる上原はここ5試合3ゴールを記録。そのすべてが70分以降からの出場で、9月に入ってからの5試合で2勝3分と負けなくなった要因の1つに上原の勝負強さにあるといっていいだろう。明治安田J2第32節の金沢戦、そして翌節の山形戦でチームを敗戦から救う同点ゴールを決めた上原は、先週の福岡戦において終了間際の90分にセットプレーのこぼれ球を押し込み、決勝弾をあげた。指揮官の言う「ゲームを決める仕事」を遂行する上原は今、チームにとって大きな切り札となっている。

その上原に10日(木)、琉球放送『RBC THE NEWS』のスポーツキャスター、下地麗子記者との共同取材という形で話を伺った。

 

--ここ5試合で3得点。その手応えについて

前節(の福岡戦)以外は負けている状況での出場でしたし、監督からは「点を取ってこい」といつも言われて出るので、自分としてもチームを助けたいという思いで試合に臨んでます。負けている状況じゃないほうがやっぱり出るときは楽ですけど、負けている状況で出る中でチームみんなで追いついたというのが大きいと思うので、その点に関しては良かったなと思います。

 

--シュート3本で3得点。持ってますね

自分でも「持ってるな」とは思いますが、それまでの準備だとかチームでの頑張りがあって(僕の足元にボールが)転がってくると思うので、持っているというよりもチームみんなでという思いが強い。自分だけの得点じゃないと思いますし、チーム全体がひとつになって僕が点を決めきれたという感じだと思います。

 

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