【全文掲載】樋口靖洋監督『勇気を持ってプレーできたことが勝因』 琉球vs.福岡(明治安田J2第1節)試合後公式会見
<明治安田生命J2リーグ第1節>◇2月24日◇沖縄市・タピック県総ひやごんスタジアム/7,385 人/曇時々雨/気温21.1℃/湿度66%
FC琉球 3-1 アビスパ福岡
【得点者】
23分 鈴木孝司(琉球)
36分 松田力(福岡)
72分 鈴木孝司(琉球)
82分 富所悠(琉球)
【樋口靖洋監督 試合後会見コメント】
―試合を振り返り
まずはこの悪天候の中、7,000人を超える方々がスタジアムに駆けつけていただき、そしてJ2デビューという歴史的な第一歩を沖縄のサポーターの皆さんと一緒に見届け、勝点3を取って喜び合えたことを率直に大変うれしく思っています。良い一歩が県民の皆さまとチームメートみんなで進めることができたと、そういう有意義な試合だったと思います。
チームの始動が1月10日からでしたが、そこから約6週間、非常に順調にチームがいろんなことをこなしながら修正し、かつプラスαをつけ加えてやってきました。私は個人的に12回目の開幕を迎えたんですが、その中には不安に思いながら開幕を迎えるときと自信を持って迎えるときとがありました。今回は間違いなく自信を持って迎えました。これは選手たちの努力、取り組み方、そしてクラブのスタッフ、サポーターのおかげだと思っています。
今日の一番のポイントは、どれだけわれわれが勇気を持ってその自信をプレーにし、表すことができるかというところでした。福岡の情報を分析すると、非常にプレスが速くて切り替えが速い。それに対してわれわれが恐れてボールを握ることを捨ててしまったら、自分たちのサッカーはできない。逆にその相手のハイプレスをどれだけ利用して自分たちがボールを握り動かし、ゴールに向かえるかというところに挑みました。そこに勇気を持ってウチの選手がやれたところ(が勝因)だと思います。
ただ90分を通してみると、やはりJ2だなと思う場面は、ヘディングの競り合い、セカンドボールの立ち位置と予測、そして体のぶつけ合いの部分ではだいたいウチの選手が転んでいる。前半の半ばから相手のリズムになり、われわれの距離が遠くなったことでセカンドボールがまったく拾えなくなり、向こうの時間帯になりました。そこがJ2の強度だなと思ったところです。ただ後半は自分たちが距離感を近くすることによってその状況を変えようという意識でやってくれた結果、3-1というスコアに表れたと思います。まだまだこれから当たる相手は強度という部分、あるいはスピード感という部分でわれわれよりも上のチームです。僕たちはチャレンジする立場なので、次の試合も勇気を持って臨めるように準備して戦いたいと思います。
―今日の試合、やりたいサッカーが表現できたのか
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