JFLも大混戦!番記者座談会LIVE(J論)【4/3(木)21時】

長崎サッカーマガジン「ViSta」

下平隆宏監督「2点取れたあとのゲーム展開が大きな課題だった」【天皇杯2回戦:長崎対讃岐】記者会見コメント

<総括>
難しい試合になると予想していた中で、勝ち上がったことはポジティブだと思いますが、前半に良い立ち上がりで2点取れたあとのゲーム展開が大きな課題だったと思います。ハーフタイムにメンタル面について話をしたんですが、選手たちは「カテゴリが下の相手でも自由にやらせれば失点する」ということを身を持って感じたと思います。選手が油断していたとは思いませんが、相手がJ1のときと本当に同じメンタリティだったのか・・、2点リードしてから緩みが出たと僕は感じました。その中で今日の結果を次につなげられることをポジティブとらえて、次の試合へ準備したいと思います。

■試合中に一度メンタルのギアが下がると上げるのは非常に難しいものですが、今日のゲームで選手たちは、そこを十分に理解してくれたと感じましたか。(ViSta(ヴィスタ):藤原裕久)

試合前に散々、J1が相手のときと同じメンタルが必要で、それがなければ足下をすくわれるという話はしていたんですよね。それが最初に余りにも良い形で2点取れてしまって・・、それが影響したのかなと思います。

■前半に2点を奪った後、ボールを持った時にうまく数的優位が作れない場面があったと思いますが、そこについてはどのように考えていますか。(ViSta(ヴィスタ):藤原裕久)

相手がマンツーマンで来るのは予想していましたし、それをどう攻略していくかも、今までの試合で経験していたんですが、今日は入ってくるボールの精度という問題がありましたね。それにボールが入ったあとのセカンドボールについても、前半は拾い合いで負けていたと思います。メンタル的なところも含めてそこの準備が足りなかったと思います。

■今日のゲームで監督の中のテーマというか、どういった部分に注目していたゲームだったか聞かせてください。(ViSta(ヴィスタ):藤原裕久)

今日のゲームはカップ戦中心に戦っていたメンバーが基本だったんですが、インパクトメンバーに新しいメンバーも入れていましたし、彼らの底上げ、試合勘の向上・・、それから中村慶太と安部大晴をゲームに馴れさせて勝ち上がれればと思っていました。そういう意味では勝ち上がれたことはポジティブだったと思います。

■中村慶太選手と安部大晴選手に期待したいところを聞かせてください。(エルゴラッソ)

慶太はボランチかインテリオールでの起用になるんですが、(マテ)マテウスジェズスマテは今調子が良いですが、苦しいときもあると思うし、慶太の調子が上がれば戦力的に上がると考えています。安部は私が監督になってからでは初めての公式戦起用だったんですが、やはりポテンシャルがあるなと。アカデミー出身選手でもあるのでしっかり成長してほしいと思います。

■監督としてはもっと貪欲に戦ってほしかった試合なんでしょうか。(エルゴラッソ)

結果的にそうじゃないように見えてしまったと思うし、選手個々の問題だったとしても、それはチームの問題でもあるので、この経験を良いものにしてほしいと思います。

■怪我から復帰してきた中村慶太選手と安部大晴の起用は復帰具合を確認したかったのか、それともゲームに変化を与えたかったのか、どちらでしょうか。(長崎新聞)

どちらもです。2点差になったシーンだったので出場時間を与えたいと思ったし、その中で追加点に絡む、試合を締める部分も期待していました。

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