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【アカデミーレポート】長崎総合科学大学附属高校サッカー部 定方敏和監督就任会見 レポート~「選手が輝ける場を提供してあげたい」新コーチングスタッフも発表~

4月5日、長崎総合科学大学附属高校サッカー部は同校でサッカー部の新監督就任報告と、新コーチングスタッフの紹介をおこなった。

会見の冒頭で松本浩校長は、今年1月に亡くなった小嶺忠敏監督の後任となるサッカー部の新監督に、代行監督を務めていた定方敏和コーチが就任することを発表。あわせて、これまで外部コーチとして同校サッカー部を支えていた小玉修一氏が、今年度からは同校の教員としてコーチに正式就任し、さらに新コーチとして南山中学で指揮を執り全国出場経験も豊富な浅田英彦氏、V・ファーレン長崎アカデミー出身で、大村工業高校サッカー部で指導を行っていた橋本海斗氏が加入したことを発表した。

松本校長は「小嶺先生という高校サッカーの発展に大きく寄与され、全国的な功績のある方の後任を、単に内部昇格という形だけで終わらせてはならない」という思いから会見を行った経緯を説明。「私どもも気を引き締めて、小嶺先生の後をしっかりと受け継ぐ体制作りを頑張っていきたい」とサッカー部への期待を語った。

「サッカーだけではなく小嶺先生から教わったこと、先生が生徒に伝えていたこと、それを伝えなければと考えて、腹をくくった」と就任決断の経緯を語った定方監督も、スタッフたちとともにサッカー部を支えていく決意を表明した。

「偉大な小嶺先生の後を担うのは重責だと思いますが、選手が輝ける場を提供してあげたいと思い監督就任を引き受けました。これまでのスタッフたちと新たなスタッフでサッカー部を支えて、より繁栄させていきたいと思っております。新たに監督となって、それで何かを大きく変えることはありません。小嶺先生からの積み重ねを引き継ぎながら、変えるべきところは変える、変えてならないものは変えないということを考えて指導していきたい。単年の目標としては、今の子どもたちを全国へ連れていきたいと思っています。いつかは小嶺先生が立つことができなかった新国立競技場に出られことを目指していければと思います。人間教育にも力を入れて、個の武器を伸ばす指導をしていきたいと考えています。多くの方に応援される、頑張ることのできるチーム作りをしていきたいと思いますので、ご支援よろしくお願いします。」

なお昨年からのコーチ陣では、長崎総合科学大学サッカー部監督もつとめる八戸寿憲コーチや、嵜本光洋トレーナー、村山聡ダイレクターなどが引き続き指導を担当。選手時代に国見高校で全国制覇の経験もある田尻秀一氏が新たにコーチへ加わる予定だという。

reported by 藤原裕久

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