【アカデミーレポート】九州プリンスリーグ第17節 日章戦 レポート ~ホーム最終戦で着実な戦いを見せるも惜しくもドロー ~
23日、長崎市の「長崎県体育協会田中町グラウンド」でプリンスリーグ九州2018 第17節のV・ファーレン長崎U-18vs.日章学園(以下、日章)が行なわれ、V・V長崎U-18は2-2の引き分けで勝点1を獲得し、残りリーグ1試合で5位に浮上した。
今季公式戦としては、これがホーム最終戦となるV・V長崎U-18と、全国高校サッカー選手権宮崎県予選を制し、本大会へ向けて強化に余念がない日章との一戦は、立ち上がりから激しいぶつかり合いとなった。共に4-4-2のシステムながら、高いラインとコンパクトな形をベースに激しいマークで守り、FW鈴木陽介と小野大斗への長いボールで攻撃を展開する日章に対して、V・V長崎U-18は日章のDFライン裏を狙う形で対抗。日章のハードワークと厳しい当たりにセカンドボールを拾えなかったV・V長崎U-18だが、29分に絶妙なコースを突いたFKを日章のGK福山智仁が弾いたところを、FW岡野凛平が押し込み先制に成功する。
後半から左サイドの選手を入れ替えた日章は、V・V長崎U-18のCB本多剛大と右SB岩本真治の間のスペースを突き反撃を開始。49分にV・V長崎U-18のオウンゴールで1-1とし、その後も左サイドを起点に攻勢をかける。その中で迎えた82分、FW山本廉が日章DFのミスを見逃さずにボールを奪い、相手の位置を冷静に判断してGKの頭を越えるシュートを決めてV・V長崎U-18が再び勝ち越すことに成功。このゴールで、あとは冷静に試合を終わらせるだけとなったV・V長崎U-18だったが、終了間際の89分、日章のMF中別府悠真にゴールを決められ、まさかの同点で試合を終了。V・V長崎U-18にとっては勝てるはずの試合を惜しい形で逃すことになってしまった。
○北内耕成 U-18監督 試合後コメント
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「もったいないゲームでしたね。勝たなきゃいけないというところですね。向こう(日章学園)は選手権も控える中で、サブメンバーもアピールする場でもあると思うんでですね。ウチもラストのホームゲームで、三年生にとって最後のリーグ戦ということで勝利で終わりたかったんですけど残念ですね」
reported by 藤原裕久