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【クラブレポート】笠柳翼(前橋育英)、V・ファーレン長崎来季加入内定会見レポート

10月5日、前日に来季からV・ファーレン長崎に加入することが発表された前橋育英高校所属でU18日本代表候補の笠柳翼選手の加入記者会見が行われた。会見は前橋育英高校で開催され、笠柳選手・金子雅人前橋育英高等学校校長・山田耕介前橋育英高等学校学監・サッカー部監督、竹元義幸V・ファーレン長崎テクニカルダイレクターが出席し、抱負や期待などが語られ、一問一答などが行われた。

金子雅人 前橋育英高等学校校長
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。山田(孝介)監督は常々「ただサッカーができれば良いというのではなく、人間力が必要だ」と話しておられるんですが、笠原翼選手はその人間力がありますし、V・ファーレンでも十分に活躍できると考えておりますので、このあと笠柳選手に熱い思いを語ってもらえばと思います」

竹元義幸 V・ファーレン長崎テクニカルダイレクター
「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。笠柳翼選手をV・ファーレンに迎え入れるにあたっては、いろんな方に関わっていただき深く感謝しております。笠柳選手はプロになるために、前橋育英で3年間、高い人間力を培ってきました。それまでの保護者様や指導者の教育や指導があって、前橋育英で金子校長や山田監督の下で仕上げてもらったわけですが、笠柳選手はその期待に応えてプロになるための準備を怠らず、今回われわれと縁があって入団内定となりました。選手としてのテクニカルなところや、技術面に関してはみなさんもご存じでしょうが、(加入リリースの)コメントにもあったとおり、サッカーIQが高く、人間力のある選手で、言わば優等生とも言える選手が長崎に来てくれることになります。将来が楽しみな選手が加入してくれたと思いますし、V・ファーレンへ日本代表に近づける選手がきてくれたと実感しています」

山田耕介 前橋育英高等学校学監・サッカー部監督
「笠柳翼に関しては、将来性がある選手で期待できると思っています。本人もわかっていると思いますが、プロは夢(を実現して)の終わりではなく、ここからが本当に大切です。まだ体も心もプロとして一流ではありませんし、フィジカル面の課題もあります。なのでここからが彼のスタートです。そのスタートを切る環境がVファーレン長崎なのだと思います。残りの高校生活で、選手権・プリンスリーグと実力を尽くして、来年はVファーレンで力を発揮できるように良い準備をしていってほしいと思います。ここからがスタートだと確認して頑張っていってほしいと思います」

笠柳翼選手
(決意表明)
「まずはこのような素晴らしい会見を開いてくださった先生方、集まってくださった取材陣の方たちに感謝したいと思います。ありがとうございます。これからプロサッカー選手の道に入るわけですが、人として感謝を忘れず、得意であるドリブルやスルーパスをいかして、見ている子供たちに憧れてもらえるような選手になりたいと思います。ここまで来ることができたのも、家族やこれまで指導してくださった指導者の方々、そして仲間の支えがあったからだと思います。自分一人では何もできなかったと思いますし、いつもみんなに頼ってきたと思っています。ここからは心も体も成長して、前橋育英の出身者として恥ずかしくない行動をして頑張っていきたいです。一日でも早くピッチに立って、長崎の一員として勝利に導けるように頑張ります。応援よろしくお願いします」

reported by 藤原裕久

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