kumamoto Football Journal

【練習場だより】17日ぶりの全体練習。リーグ戦復帰へ、再始動。

20160502再始動

長いようで短い、一方で短いようで長い17日間。16日未明に熊本地方を襲った平成28年熊本地震の「本震」以降、チームとしての活動を休止していた熊本は2日、先月15日のトレーニングから実に17日ぶりとなる全体練習を行った。トレーニングの様子は、九州J-Park、およびJリーグ公認ファンサイトJ’s GOAL にて紹介しているので、ここでは選手や監督の声を中心にお届けします。

 

●アスリートクラブ熊本・池谷友良社長

今日練習を開始して、15日の千葉戦に向けてコンディションを整えていきたい。22日の水戸戦、ホーム開催もうまスタでやりたいと調整を進めたが叶わなかった。関東、関西など全国にこの状況を発信し、復興のシンボルとなれるゲームをやりたいと、いろいろ当たった。リーグや他クラブからもたくさん支援していただき、22日の試合には柏レイソルが協力してくれる事になった。(柏も)一度は難しいという状況だったが、協力いただけることになった。私も監督も、強化本部長もレイソル出身で、最大限、配慮してくれたと思うし、感謝したい。ホームゲームなのに近県でなくなぜ関東かということだが、被災されたサポーターの皆さんが来れる場所も検討してきた。被災状況はまちまちだが、サポーターの中にも被災している人が多く、近県でも簡単には来てもらうのは難しいのかなと思った。そこで、復興支援ゲームという位置づけで22日のゲームは行いたい。いろいろと報道してもらっている中、世の中はゴールデンウィークに入っているが、熊本が取り残される事なく、こういう状況だということを訴えるためにも、アウェイゲームに出ても、他県でホームゲームを開催するにあたっても、熊本の現状を発信するゲームにしていきたい。レイソルのサポーターにも、本来は黄色いところだが、赤く染めていただければと思う。

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