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【鹿児島ユナイテッドFC トレーニングマッチレポート VS ヴェロスクロノス都農⚽️6-1 監督・選手コメント】

【鹿児島ユナイテッドFC トレーニングマッチレポート VS ヴェロスクロノス都農⚽ 6-1 監督・選手コメント】

2023.5.29 11時kick off ユニータ

鹿児島ユナイテッドFC 6ー1 ヴェロスクロノス都農

《得点者》

⚽ロメロフランク 選手

⚽️山本駿亮選手

⚽️堀江貴大選手

⚽️鈴木翔大選手✖️2

⚽️武星弥選手

松本山雅FCとの試合を終えたばかりの鹿児島ユナイテッドFC。今日はリカバリー組とトレーニングマッチ組に分かれ、練習を行った。

ヴェロスクロノス都農とのトレーニングマッチでは6−1と快勝。リカバリー組も移動で疲れた様子も見せず、トレーニングマッチのピッチに向かう選手とハイタッチするなどチームの一体感を感じさせる場面も。

リーグ戦4連勝、首位に立った鹿児島ユナイテッドFCだが、戦いはここからだ。

大嶽直人監督・野嶽寛也選手・山口卓己選手のインタビューをご紹介!

松本山雅FC戦の振り返りや、トレーニングマッチについてはもちろん、山口卓己選手にはJ初ゴールについて、野嶽寛也選手には右サイドバックでの起用についてなど伺った。

【大嶽直人監督】

Q.昨日の松本山雅戦、監督の目にはどう映りましたか?

今チームがやろうとしていることに対して自信に満ち溢れているというか、それをやろうという意識が高くなっているので、非常に良かったなと思いますし、点を取られても取り返せるチームなので全然そこは不安がなかったですし、しっかりゴールまで行くことが大事だったのでそれを選手たちが進んでくれたことがああいう結果になったと思うので、非常に良かったと思います。

 

Q.前半は風の影響があった?

そうですね、それでちょっと受け身になる部分もあったんですけど、それでも受け身な中でも1点取って、非常にポジティブにとらえて、後半は追いつけば、ウチの力だったら何とかなると思っていたので、また風上でも優位に立てるのでその辺は選手たちも自信を持って入れたと思うので良かったです。

 

Q.最後の最後に決勝点とダメ押しと2点取れたシーンが印象的でしたが、攻撃面はどうでしたか?

しっかり前が守備もやってくれますし、後ろもそれに対して前を見ているので、必ず点は取れるというのはあると思いますし、その中で最後まで前線があきらめずゴールに向かう姿勢がすごく良くなっているのかなあと思いますし、ああいうところで決めれる力がついてきたのかなあと思います。

 

Q.若手が点を取ったり、活躍するシーンが多いですね?

慣れてきて、ようやく責任感が出てきたのかなと思うので、そこがひとつ大きいと思います。もちろん戦術いろいろもありますけど、出たからにはもちろん出れない選手もいて、色んな助け合いや切磋琢磨をしている中で、出た時には出れなかった選手の分とかいろんな想いがあって責任がすごく強くなっていると思うので、非常にそれが大きくなって結果につながっているんじゃないかと思います。

 

Q.昨日の試合は野嶽選手が右サイドバックで入りまたが、評価はいかがですか?

日々成長していますし、出ているときと出ていない時とあったんですけど、出た時に思い切ってやってくれていました。攻撃センスはすごくあったので、ただ彼も出た時になかなか結果が出ていなかったので、今回こういうすごく良い形で結果が出たというのは彼自身の成長にもつながると思いますし、またひとつ自信になっていくと思います。ただこれをやっぱり、良かったじゃなくてこれからクラブを背負っていけるような選手になってくれたらすごく良いなと思うので、そこもうまくサポートしながら成長を伸ばして行けたらなと思います。

 

Q.現在4連勝、首位に立っておりますが、首位についてはいかがですか?

ウチもまだ全然ですし、首位に立っても1試合2試合で変わる状況でもあるので、とにかく次のゲームに向けていい準備と良いパフォーマンスが出せるように、それと同じように自分たちがやれることをしっかりと出来るかというのが大事なので、そこに向けてしっかりとまた準備したいと思います。

 

Q.今日のトレーニングマッチは6−1と大勝でした!

この中でもしっかり決めてくれるのがすごく良いと思いますし、今チームが良い感じで上向きになっているので、一人ひとりが出たいという気持ちとそこに入りたいという気持ちがすごくあると思うので、非常に良かったと思います。

 

Q.最近結構トレーニングマッチが組まれていますけど、これによってチームの底上げを作れているんですか?

そうですね、あとは試合がないとゲーム体力的なものの調整もあるので。そこを出すためにも、急にチャンスが来た時にどれだけコンディション上がっているかとか、メンタル的なところもどれだけ引きずらずに出来るかっていうのも見なきゃいけないし、いざどこで来るかもわからないですし、そのタイミングを逃さずチャンスをものにするというのが大事ですし、それをどれだけポジティブに持っているかで成果は必ず出ると思います。それを信じられるかどうかというのと、あとはそこに対しても自信を持ってやれているかどうかというのが大事で、そこで下を向いているようでは上には上がれないと思いますし、常に上を向いてチャンスが来た時には自分がチームを助けるという想いがあれば、きっとチャンスをものにできると思います。そういう想いでトレーニングマッチを入れていますし、常に出た選手もサブになった選手も結果を出さないといけないですし、また入れるかどうかっていうのもありますし、そこも競争意識の中でやって行かないといけないのかなと思っています。

 

Q.選手の皆さん、今日も良い表情で戦っていましたね?

そうですね、暑い中で気候的には苦しい鹿児島ですけど、戦っていると思いますし、その中でも結果を出そうというエネルギーが感じられてよかったと思います。

 

Q.都農とのトレーニングマッチは全体的にいかがでしたか?

都農さんも昨日ゲームがあって、今日もそのまま連戦で、地域の大会だとどうしても連戦の日程があって、その中でやらせてもらっているのはすごくありがたいです。僕らも近場でいろんなチームとトレーニングマッチが出来て、いろんなものを学んで吸収できるのはすごく大きいので、そこをうまく盛り上げて、相手方にも強くなってもらいたいですし自分たちもそこから学び取るものがあれば、非常に良いかなと思いますので、こういう機会は非常にありがたいです。

 

【野嶽寛也選手】

Q.前節松本山雅戦、4-2で勝利しました。振り返っていかがですか?

苦しい時間帯も多かった中で、天候面でも風が強くいろんなイレギュラーがあった中でも、勝てたのが良かったなと思います。

 

Q.劇的な展開で、特に後半はすごい勢いでしたね?

前半が風下で、ハーフタイムでもいい声がかかっていましたし、あれだけ風下でもやられたのがセットプレーということで、球際も行けてましたし、いい雰囲気で後半には入れたのかなと思います。

 

Q.良い雰囲気を感じていたからこその後半だった?

自分たちが風上に立ったら、得意の攻撃的な形も出ますし、絶対いけるという声がかかってたので。交代選手もうまく結果を出したと思います。

 

Q.監督からの指示はどんな感じだったんですか?

選手同士でも声がかかってましたけど、ネガティブな感じではなく、自分たちが出来ることをしっかり、テンポを速くして攻撃的な形を作って行こうという声掛けはありました。

 

Q.今季初スタメンということについての手応えは?

今年いろいろなポジションをやっている中で、特にサイドバックはやることが多かったので、慣れない部分が多い中でもこれまでやってきましたけど、積みあげてきたことが出た試合だったのかなと思います。

 

Q.サイドバックはトレーニングではよく見ていましたが、試合では初めて?

試合では初めてで。やって来たことの自信はあったので、ネガティブな感覚ではなく、それが3点目のアシストにつながって良かったなと思います。

 

Q.アシストもすごかったですね?

相手見れましたね。それが自分の特徴というか…自分の良さだと思うので。うまくアシストできてよかったです。

 

Q.強みの話もありましたが、右サイドバックにおける野嶽選手の強みは?

サイドバックって、基本的に相手がはめに来るところではあるので、そこをいかにはがしたり出来るかというところと、鹿児島のサイドバックは可変しながら真ん中のポジションも取ったりするので、その意味でいうとボランチをやっていたのが活きているところはあるかなと思います。

 

Q.そういうことが活きてくるんですね?スピードもあるし…

スピードは…並ですね。笑 スピードでぶっちぎれるほどのスピードはないんで、より頭を働かせながらどこの立ち位置を取ったら嫌かなとか、上手くボールが回るように、そして最後のとどめのスルーパスだったり、シュートっていうところが出来ることを求められていると思うので、そこを出せればサイドバックでも生きてくるのかなと思います。

 

Q.スタメンへの想いも強かったと思いますが、やっとつかんだこのチャンスをどのように感じていましたか?

イレギュラーな部分はあったんですけど、すっとスタメンで出る準備はしていたので、あとは出すだけかなという感じで試合には入りました。

 

Q.ゲームでは落ち着いていましたよね?緊張は感じていましたか?

入ってからの方が緊張はしなかったですね。入るまでが少ししましたけど。

 

Q.準備していたからこそですね?

そうですね、あんまり不安はなかったですね。今回は。

 

Q.つかんだスタメンは離したくない?

そうですね。本当勝てたのが良かったです。そこだけ意識していたので。4連勝できましたし、良かったです。

 

Q.次は5連勝がかかっています!

あまり連勝しているっていう、慢心じゃないですけどそういう空気はないので、やっぱり1試合1試合目の前の試合をしっかり戦って、相手より上回ればそれがどんどん積み重なっていくと思うので、また1週間頑張りたいと思います。

【山口卓己選手】

Q.まずはプロ初ゴールおめでとうございます!

ありがとうございます。

 

Q.今のお気持ちはいかがですか?

必死だったのであんまり覚えてないですけど、大学時代から自分自身あんまりゴールを取る選手ではなかったので、とても嬉しかったです。

 

Q.意外とそういうタイプの選手ではないんですね?

そうですね、アシストとかは結構してたんですけど、ゴールを取るっていうのはなかなか、あんまりなかったですね。

 

Q.最初、記録は有田選手のゴールになっていましたが、自分だったという自信はあったんですか?

ありました。確実に触ったので。有くん(有田選手)が引いてくれたので、(配信などの)カメラでは見た感じ有くんになってましたけど、自分が触ったというのはありました。

 

Q.試合を決めるゴールになりましたが、手応えはいかがでしたか?

それは自分だけじゃなくて、交代選手で流れを変えようという話をずっとしていて、試合始まる前からどんな状況になっても、自分たちが流れを変えて試合を決めようと話をしていたので、そういう意味では得点というかたちでとることが出来て良かったです。

 

Q.4-2で松本山雅に勝利しましたが、試合全体振り返っていかがですか?

松本さんも出来上がっていて、最初はチームとしてもなかなかうまく形を作ることが出来なくて、相手のプレッシャーに押されていたと思うんですけど、少しづつ自分たちの形を作ることができていって、その中で2失点しましたけど、2得点取れたというところはチームとしても大きいと思いますし、そこで最後勝ち切るというのが今の鹿児島の強みだと思うので、そういうところはいい試合だったと思います。

 

Q.特に後半の勢いがすごかったですね!

自分としても松本山雅というのは昔から知っていたチームで、そこに関しては思い入れはありましたし、こんなすごいチームとやれているんだというは、自分の中でもあったので、その中で結果を出したいという気持ちも強かったので、そこは良かったです。

 

Q.あのスタジアムで点を取るのは、すごい雰囲気なんじゃないですか?

試合始まる前もそうですし、アップの時から相手サポーターの声援もすごくて独特な雰囲気でしたけど、そういう中でプレーをするのは不得意ではないので、逆に自分としてはやりやすかったです。

 

Q.あんまりプレッシャーとかは感じないタイプですか?

そうですね、あんまり感じないかもしれないです。

 

Q.ちなみに初ゴールは一番に誰に報告しましたか?

親がDAZNで見てくれていたようで、連絡が入っていてそれに返信しました。

 

Q.何と声をかけてくれましたか?

最初は、「あれどっちだったの?」みたいな感じで入っていたんですけど、おめでとうと言ってくれたので、ありがとうと伝えました。

 

Q.お姉さんもサッカー選手ですが、お姉さんからは何かありましたか?

そうですね、その家族LINEに入っているので、その中でおめでとうと言ってもらいました。

 

Q.大卒1年目で試合にもからめていますが、自分自身ではここまでの戦いを振り返っていかがですか?

試合には絡めることは多かったんですけど、自分の目標としては最初からスタメンで、チームの中心として出て結果を残すということだったので、そこの目標にまだまだ達成できていないので、今与えられたチャンスをしっかり活かして、そこへつながるように頑張って行きたいと思います。

 

Q.山口選手がピッチに立つと空気感が変わる気がしますが、ご自身の強みは出せてますか?

それはちょっとわからないですけど、ハードワークの部分だったり球際の部分は強みだと思っています。チームが疲れている中で試合に出ることが多いので、そういう意味ではそこを補えるようにハードワークをすることは意識しています。

 

Q.初ゴールが生まれました。ここからどうプロキャリアを積んでいきたいですか?

自分の目標もまだまだ遠いので、そういった意味ではまずはJ3で優勝をしてチームをJ2にあげることが自分の中でも通過点というか目標であるので、そこに向けて自分は出来ることをするだけだと思うので、それが得点やアシストという形で結果として出ればもっといいなと思います。

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