「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第20節 福岡-札幌】「敗れてしまったが福岡を称えて我々は次に向かっていくだけ」/ペトロヴィッチ

2023明治安田生命J1リーグ 第20節
日時:2023年7月8日(土)19:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/7,170人
結果:アビスパ福岡 2-1 北海道コンサドーレ札幌
得点:[福岡]スパチョーク(31分)、[福岡]ウェリントン(66分)、湯澤聖人(69分)

◎ペトロヴィッチ監督(札幌);
Q:試合を振り返って
「今日の福岡の戦い方に関してはしっかりと分析できていましたし、選手たちも良い準備をしてくれていたと思います。福岡はロングボールを2トップめがけて蹴ってくる中でセカンドボールを拾う、あるいは空いているスペースにボールを蹴りこんで攻撃を仕掛けてくるという、そういった戦い方を予想通りにしてきましたけれども、選手たちはしっかりと相手の攻撃に関しては抑えてくれていたと思いますし、十分に我々がゲームをコントロールできていたと思います。そういう中で前半に我々が1点を取ってリードする中でハーフタイムを迎えました。
後半に入ってからも選手たちはしっかりとゲームをコントロールしてくれていたと思いますし、やはり2点目を取るべく相手に対して圧をかけてくれていたと思います。そういう中でファールがあってPKを得て、2点目が取れていれば、この試合を我々が物にできていたかもしれないというシーンでしたけれど、そのPKのシーンを我々が外してしまったことによって、選手たちに何かしら心理的な動揺があったのは見て取れた感じはしました。そういう中で相手に同点に追いつかれ、そして短い時間の間に逆転されてしまいました。そこのところの場面での選手たちの心理的なナーバスさというのは否めなかったのかなというふうに感じています。
リードされた展開の中で、選手たちは同点に追いつくべく最後まで戦ってくれたと思いますし、チャンスも作ってくれたと思います。ラスト1分のところで入ってもおかしくないようなチャンスもありましたけれども、残念ながら同点ゴールまでには至らず敗れてしまいましたが、決して札幌が敗戦に値したゲームであったとは思いませんし、我々の方が試合を通して良いゲームはできていたとは思います。ただ、良い戦いを見せたチームが勝利できないのもサッカーだと思います。今日のゲームは残念ながら敗れてしまいましたけれども、勝利した福岡を称えて、我々は次に向かっていくだけだと思います」

Q:今日は湿度90%ということで、結構、厳しいコンディションだったと思うんですけれど、後半、それが運動量などに影響した部分はあったのでしょうか?
「もちろん北海道の気候と福岡の気候がかなり違うというのは、選手たちに多かれ少なかれ影響はあったかもしれません。やはりかなり気温が高い、湿度が高いという中での試合で選手たちにかかる負担は、もちろんいつもと同じではないとは思います。ただ、そういう中でも選手たちはしっかりと前半から走ってくれていましたし、後半も最後まで同点に追いつくべく走り、戦うという姿勢を見せてくれたと思います。もちろん、多少なりともそういった部分というのはあったと思うんですけれども、そういった中でも戦えるという姿勢は選手たちは見せたのではないかというふうに思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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