「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1第14節 福岡-浦和】「自分たちの良いところがたくさん出たが少し足りなかった」/長谷部茂利

2023明治安田生命J1リーグ 第14節
日時:2023年5月20日(土)13:03キックオフ
会場:ベスト電器スタジアム/10,417人
結果:アビスパ福岡 0-0 浦和レッズ

◎長谷部茂利監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「危ない場面もいくつかありましたが、自分たちが狙いとしている形がいくつか出て、チャンス、ゴールに迫るシーンがあったので、決めていれば勝てたなという想いと、最後の質が非常に大事だなと、改めて痛感しました。ただそこまで行けている回数、決定機がいくつかあったので、これからまた高めて、継続してそこを取れるように選手と挑んでいきたい、挑戦していきます」

Q:後半の立ち上がりに相手が攻めてきましたけれど、今日はそこを耐えて、90分間にわたって五分五分で戦えたという意味では、最近の試合の反省点が活きたかなと思います。監督はどのように捉えていらっしゃいますか?
「おっしゃる通り、ここ数試合の前半は良かったけれども後半は悪くなってしまったとか、失点の仕方とか、そういうところを選手が実行してくれて、非常に締まったゲームになったと思います。3-3というようなゲームが面白いという気持ちも分かりますが、今日のところは0-0で自分たちの良いところがたくさん出た、けれども少し足りなかった、そんな印象です」

Q:そういう意味では、ドローで勝点1ずつ分け合ったというのは及第点なのか、それとも2を落としたのか、どのように捉えていらっしゃいますか?
「これまでと同じように、もちろん、ホームゲームですし、あれだけの応援を受けての試合でしたから勝ちたかったですけれども、1を積んだというふうに捉えています。選手たちにもそう思ってもらいたいし、ファン、サポーターにも『ホームだから必ず勝て』ではなくて、十分に良い戦い方をした中で次につながるような内容でもあったし、そこはそういうふうに思っていただきたいなと、また後押ししいただきたいなと思います。自分たちはそこに挑戦し続けます」

Q:交代枠を全部使えばいいという話ではないと思いますが、2枚残して試合終了になりましたが、その辺りの考え方を教えていただけますか?
「基本的には自分たちが良くなることを目指して交代をします。あの段階でポジション、システム、いろんなことを考えて、良くなるための判断を私がしました。なので、使いたかったですけれども、使わなかったというよりも使えなかった。ゲームの流れが同点のままで、どちらに転ぶか分からないような内容だったので、下手に動くと入りが悪いとその選手がと、入りが良ければその選手が活躍すると、その両方を考えて交代枠2枚を残したと、そういうふうな形です」

Q:今日も危ない場面はありましたけれども、集中力の高さと粘り強さという、本来アビスパが持っているものが、また出てきているのかなと感じるような試合でもありました。
「そのように思っています。自分たちが必ずやらなければいけないこと、それが75分頃まではできていたと思います。プレーが激しくオープンな展開になった時は自分たちがやらなければいけないことが少しできなくなった形にはなっていましたが、十分自分たちが目指しいるプレー、攻撃だけではなくて、守備だけでもなくて、攻守の切り替えも含めてできていたので、これを継続して、強度をより高くできるようにしていきたいと思います」

Q:2試合連続無失点です。その中で村上選手が2試合プレーしましたが、彼の重要性、力というものも大きいのかなと思いますがいかがでしょうか?
「今日も止めていましたけれど、彼もそうですし、永石もそうですし、GKとしての能力もありますし、前の選手、特にCB、SBの選手を上手につかって、協力をして、そこでボールを止めるということができていると思います。それは今年だけではなくて、これまでもできているので、そこも同じように、もっと質高くできると攻撃にもつながりますし、守備の安定感が増すのではないかなと思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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