「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【選手コメント J1第36節 柏-福岡】「チームとしてやってきたことが間違いなかった」/中村駿/グローリ

2021明治安田生命J1リーグ 第36節
2021年11月20日(日)16:03キックオフ
会場:三協フロンテア柏スタジアム/5,827人
結果:柏レイソル 0-0 アビスパ福岡

◎中村駿選手(福岡);
Q:スコアレスドローに終わりましたが、アビスパも、レイソルも、非常に高集中力が高く密度の濃いゲームだったという印象があります。どのように振り返っていらっしゃいますか?
「お互いに良いところが出たゲームだったと思いますし、あと一歩というようなところが出た良い試合だったなと思います。けれども、精度がよければ点が入っただろうしというところで、少し悔いが残るゲームでもあったかなと思っています」

Q:一瞬も気の抜けないような展開でしたが、その中でボランチとして特に意識されたことはありましたか?
「レイソルさんはロングカウンターがすごく迫力のあるチームだったので、リスクマネジメントのところで後ろと協力しながら、ちょっと後ろに重心を置きながらというところ意識しました」

Q:勝点1を積み上げたことでチームが目標にしていた10位以内が確定しました。中村選手は後半から加入されて、この目標に対しては強く意識されていたと思います。この結果についてはどのように感じていらっしゃいますか?
「昇格して1年目で自分たちが掲げていた二つの目標を成し遂げることができたので、本当にチームとしてやってきたことが間違いなかったと思いますし、シゲさんに対する選手のリスペクトですごくあって、シゲさんからの僕たちへのリスペクトというのがすごくあるからこそ成し遂げられたことかなと思います」

Q:残り2試合あります。あとどれだけ上に積み重ねられるかというところだと思います。残り試合に向けての意気込みを聞かせてください。
「まだまだ勝点は伸ばせますし、今年を歴史ある1年にできたと思いますが、それをどれだけ大きなものにできるかという2試合になると思っています。今まで1年間積み上げてきたものを出しながら、結果を求めながらやっていけたらなと思います」

◎ドウグラス グローリ選手(福岡);
Q:今日もセンターの守備の強さが際立った試合だったと思います。どのように振り返っていらっしゃいますか?
「全体として良いゲームができたのではないかと思っています。ディフェンダーとしては無失点で試合を終えるというのは本当に素晴らしいことですし、レイソルさんには攻撃力の高い選手が揃っていて、質の高い攻撃力を持っているチームなので、その相手を0で抑えられたということは、我々にとってもすごく良かったポイントでした。また、アウェイで勝点1を取ることも簡単なことではないので、こういう難しい試合でも0で抑えて、我々の守備を表現できたことは守備の選手としてすごく嬉しいですし、チームとしても守備が機能していたので良かったなと思っています」

Q:シーズン当初は複数失点する試合もありましたが、試合を重ねる中で失点数が減り、守備の精度が高まった印象があります。この点については、どのように感じていますか?
「開幕当初はJ2とJ1の違いに戸惑っていたというのを、正直、感じていましたし、新たに加入した選手が何人もいて、チームの守備がフィットしていなかったことも何試合かありました。けれども、試合を重ねるごとにチームの連携、連動、また守備の形、自分たちらしさをどんどん出せるようなり、チーム全体のコミュニケーションをはじめ、すべてが1試合ごとに良くなってきて、それが直近のゲームで示されているのではないかなと思います。ここ最近、良いゲームができて、なおかつ失点が少ないというのは、我々のスタイルであり強みでもあるので、成長を示せたシーズンだったと思っていますし、それが結果にも繋がって、すごく良かったかなと思っています」

Q:勝点1を積み上げたことで、残っていた目標の10位以内が確定しました。これについてはいかがですか?
「クラブの目標を達成できたことは素直に嬉しいです。順位や勝点を勝ち取るためにすごく努力を重ねてきましたし、その積み重ねが我々の強みだと思っています。けれども、来年も厳しい戦いが待っていますから、これに満足することなく進んでいかなくてはなりません。今年は、どういう道のりを進めば成功できるかということをすごく学んだ年になったと思いますし、我々の持っている力を継続し続ければ、もっともっと良い結果を望めると思っています。それは非常に難しいことではありますけれども、これを継続することが、今後のチームの目標でもあり課題でもあると思っています」

[中倉一志=取材・構成・写真]

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