「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【TRM 鳥栖-福岡 監督コメント】「敗戦は悔しいがJ1相手に素晴らしいゲームだった」/ファビオ ペッキア監督

内容:TRM サガン鳥栖-アビスパ福岡
日時:2019年2月16日(土)14:00キックオフ(45分×2本)
場所:駅前不動産スタジアム
結果:サガン鳥栖 0-1、2-0 アビスパ福岡

◎ファビオ ペッキア監督;
Q:1-2で敗戦という結果でしたが、終わってみての感想をお願いします。
「J1のチーム相手に素晴らしいゲームをやったと思います。負けたことは悔しいですけど内容はとても良かったです」

Q:キャンプを通してこれまでやってきたことが、この実戦の場でどれくらい活かせたと思っていらっしゃいますか?
「まず選手は意欲を持って頑張ってくれましたし、私が伝えたことをそのままピッチで表現してくれました。それはすごく嬉しく思っていますし、キャンプの成果だと思います」

Q:先制したシーンはPKではありましたが、PKに至るまでに裏に抜け出す良いシーンがありました。攻撃面での評価はどのように考えていらっしゃいますか?
「今日はいろいろなゴールチャンスを作れたと思います。そこでゴールを決められなかったことは残念でしたが、それは今やっているサッカーがより浸透することで選手一人ひとりに自信がついてプレーできるようになったら、もっと得点が取れると思います」

Q:一方、守備の面では2失点。ミスからの失点もありましたが、後ろからパスをつなぐサッカーは相手の高い位置でボールを取られるリスクがあると思います。その辺りはどのように考えていらっしゃいますか?
「サガン鳥栖は素晴らしいFW陣がいるので、その中で私のチームはしっかりとやってくれたと思います。もちろん、修正しなければならない課題もあったと思いますが、今日のパフォーマンスについては嬉しく思っています」

Q:開幕まで1週間になりました。残りの期間でどういったところを詰めていきたいと考えていらっしゃいますか?
「ここまで練習試合を重ねてきましたが、試合毎にチームはどんどん成長していっています。開幕までには1週間ありますから、さらに成長できると考えています。併せてメンタルの部分も高めてJ2の舞台に挑みたいと思います」

Q:今日はルーキーの三國選手がフル出場しました。監督の目から見ていかがだったでしょうか?
「彼は若い選手で、試合を重ねるごとに成長しています。そしてさらに成長するためには多くの試合を経験しなければなりません。これからも多くの試合で起用していきたいと思っています。彼はクオリティの高い選手で、そうすることでどんどんレベルを高められると思っていますが、反面まだ若さもあり、もっともっと集中してプレーすることが必要です。それができれば、彼に対する期待もさらに大きなものになっていくと思います」

Q:三國選手はトーレス選手とのマッチアップが多く、高さでは対抗できた反面、フィジカル面に課題があると感じました。監督はマッチアップを見て感じたことはありますか?
「三國選手はまだ若いので、フィジカルの面の課題というよりも、やはり精神的な部分の課題なのではないかと思います。もっと強く当たれば十分に戦えたと思いますが、もっともっと経験を積まないといけないですね」

Q:試合中に、ディフェンスラインのポジショニングのところをすごく指示していらっしゃいましたが、具体的にどういったところに課題が見えていらっしゃいましたか?
「最終ラインは、互いの距離感とラインの位置をしっかり守らないといけませんが、距離を保つことができていない場面があったので、それを注意していました」

Q:以前「ゴールへの執着心」というお話をされていましたが、今日はどのようにご覧になられましたか?
「ゴールに向かう意識も高く、選手の姿勢はとても良かったです。多くのチャンスを作りながらゴールが足りないという結果になりましたが、これからどんどん自信がついていって、もっともっと伸びると思います」

Q:監督はどのようなチームを目指していらっしゃるのか、そして今シーズンの目標について聞かせてください。
「スピードがあってアグレッシブなチーム、そしていつも勝つためにプレーするチームを作りたいと思っています。目標は試合に勝つためにプレーするということです」

Q:開幕まで1週間です。意気込みを教えてください。
「とにかく勝点3を取ることに集中しなければいけません。何よりもそれが一番大事です。ここまでの練習では、チームとして形を整えるための調整を目的にやってきましたが、ここからは勝点という結果です。勝点3を取ることが大事になると思っています」

[武丸善章=取材/中倉一志=構成・写真]
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