「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【監督会見 J2第27節 甲府-福岡】「猛暑の中でのタフなゲーム。勝利のために90分間走ってくれた」/井原正巳監督

2018明治安田生命J2リーグ 第27節
日時:2018年8月4日(土)18:03キックオフ
会場::山梨中銀スタジアム/7,064人
結果:ヴァンフォーレ甲府 1-2 アビスパ福岡
得点:[福岡]松田(3分)、[甲府]曽根田(6分)、[福岡]松田(29分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日はこの暑い中、たくさんのサポーターが来てくれましたし、勝点3をプレゼントできて本当に良かったと思っています。選手にとっても、この猛暑の中での90分間のゲームは本当にタフなゲームになったと思いますし、その中で、勝利のために90分間走ってくれたなと思っています。甲府さんはここのところ2連敗をされていましたが、本当に力のあるチームですし、今日はクリーンシュート、(松田)リキの素晴らしいゴールで勝利することができましたが、試合全体は甲府さんに支配されているゲームだったと思います。
ただ、今日、我々にとって重要だったのは勝点3を取ることで、絶対に勝点3を取って帰ろうと話していたので、そういう意味では、最後は割り切って、ゴール前でコンパクトな状態を保って、しっかりと体を張りながら甲府さんの攻撃を90分間防げたということは、チームにとって素晴らしかったと思います。今日のようなゲームというのは、必ず夏場にはあると思いますし、そういうゲームをアウェイの地でできたということは、必ず次につながると思っています。今日は本当に選手を褒めたいと思います。次にホームに帰って水戸との対戦がありますし、我々の目標である「J2優勝、J1昇格」に向けて、勝点を一つひとつ積み重ねていくしかないと思うので、またいい準備をして、次の水戸戦も勝点3を取れるように準備しいと思います」

Q:レオ ミネイロ選手が2-1の状況から登場しました。チームとしては割り切って守っている時間帯でしたが、彼にはどのようなことを期待されていたのでしょうか?
「今日は同じシステムで、リードしている状況での起用になったので、トップのところで使いました。守備の時間は長いけれども必ずチャンスが来るし、後ろにはパスを出してくれる選手がいるので、相手の3バックの真ん中から背後のスペースに飛び出しながら、そういう中で駆け引きをして、相手が前がかりになっているところで、3点目が上手く取れればということで送り出しました。守備も頑張って献身的にやってくれましたし、惜しいシーンもあって、最後は木戸へのパスも見れましたし、少しの時間ではありましたが違いは見せてくれたと思います」

Q:今日、松田選手の素晴らしいゴールが2つありました。彼の評価を聞かせてください。
「今日は久々のシステムと言いますか、左SHのポジションで先発でしたが、みんなも積極的にゴールを狙っていく姿勢を見せていましたし、彼自身も、ゴールが欲しかったと思うので、思い切りの良さが素晴らしい2点のゴールにつながったのかなと思います。ここまでゴール数こそ少なかったですけれども、チームのために本当に献身的に頑張る選手なので、そういうところが2得点につながったのかなと思っています」

Q:2点目が入った後に鈴木選手とライン際で話されていましたが、どういうところを修正しようということだったのでしょうか?
「相手のCBがボールを運んでくる時に、慌ててうちのSHが出て行くと、どうしてもサイドが空いてきて、そのサイドにSBが出ていかなければいけなくなって、その背後に堀米君とか、曽根田君に入られることが多かったので、中をしっかりと閉めるところと、SBのところ、中盤のスライドのところを含めての指示でした。後半は、そういうところはほぼなかったかなと思います」

Q:2点とも素晴らしいゴールでしたが、甲府のディフェンスラインの前のスペースが空くというところで、意識的に狙っていたというところでしょうか?
「積極的にシュートを打っていこうということは、もちろん言っていましたし、甲府さんのあそこのスペースが空いて来るというのは、試合前の分析でも分かっていました。けれども、あそこまでクリーンなシュートが入るとは思っていなかったですし、少し違う形での崩しのところというのは準備、想定していたんですけれども、今日はシュート自体が難しかったと思いますし、本当にスーパーゴールだったと思います」

[中倉一志=取材・構成・写真]
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