【無料記事】【選手コメント 天皇杯２回戦　福岡－宮産大】「結果は良かったが、まだ改善の余地はある」／濱田水輝／末吉隼也

2017年06月23日 15時54分　
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第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会　2回戦
日時：2017年6月21日（水）19:00キックオフ
会場：レベルファイブスタジアム／1,249人
結果：アビスパ福岡　４－２　宮崎産業経営大学
得点：［福岡］三島（3分）、城後（25分）、石津（56分）、［宮産大］野川（76分）、山下（87分）、［福岡］中原（90+2分）

濱田水輝選手；
Q:試合を振り返って
「久しぶりの試合で、しっかりと結果が出たのは良かったですけれども、まだまだ、試合展開は改善の余地があるなと思います。先制点を取れたのは良かったし、前半は比較的ボールも回せていたんですけれども、守備のところは隙を作らないようにしないといけません。具体的には、ボールホルダーにプレッシャーに行く人を早目に決めるところと、縦パスを入れさせないように前を動かして間を締めさせるというところ、それを、もっとメリハリ付けてやれればよかったと思います。相手のミスに助けられてボールを奪うことはできましたけれども、自分たちのアクションでボールを奪うシーンが少なかったので、そこはもっとできたかなと思いますし、単純に、セカンドボールへのリアクションが相手の方が早くて、出足とか、単純に集中力とか、そういうところは、リーグに絡んでいくということを考えれば、今日のメンバーは、もっと、もっと、やらなくてはいけないと思います」

Q:それぞれ気持ちは出ていたようですが、ちょっとずつずれていたようにも見えました。
「もうちょっとボリュームがあるゲームができたのではないかと思います。１人、１人が人のために走ることが少し足りなかった、『自分は関係ないや』と思って徒歩になってしまう選手も多かったかなと感じました。１人、１人がもっとボールを受ける動きをすることや、自分に出なかったとしても全速力で走ること、それに相手がつられることで逆が空くのですが、そういう激しさというのは、もっとできたかなと思いますね。久しぶりのゲームということもあったかもしれませんが、動いてはいるんですけれども、ひとつ、ひとつが100ではなくて90くらいでやっていたように感じました。成長するという意味では100％出し切って、疲れ切って、限界を迎えたところでプレーするということも大事かなと思います」

Q:今日の試合をどのように次に生かしていきたいですか？
「ミス絡みの失点もありましたけれども、悪いとこばかりではなかったと思いますし、しっかりとボールを動かすということができていた時間帯もありましたし、相手が来るのを上手くかわして攻撃につなげるシーンもあったので、そういうところは、久しぶりの試合でやれてよかったなと思います。練習のゲームと試合では全然違いますし、試合の景色の中でできるなと思ったところもたくさんありました。あとは自分のところでつぶすというシーンを、もう少し増やしたかったですね。そんなに決定的なシーンを作られたわけではないので、それでも２失点しているというのは課題なんですけれども、ポジティブに考えれば、ある程度、冷静には対応できていたので、そこは続けていきたいところです」

末吉隼也選手；
Q:天皇杯は簡単な試合ではありません。今日の試合を、どのように振り返っていますか？
「楽に勝てるような相手はいませんし、今日の対戦相手は学生でしたけれど、自分たちに勝とうというモチベーションは高いと分かっていたので、３－０までは上手く試合を運べていたんですけれども、１点を与えてしまって、ああいう勢いを持たせてしまったというか、相手が『まだまだやれるぞ』という状況にしてしまったので、そうなる前に、自分たちが追加点、だめ押し点と奪って、ゲームを終わらせるような展開に持っていかなくてはいけませんでした。まだまだ課題が残るというか、リーグ戦に出ていない選手が中心で出た試合だったので、個人、個人で課題を見つめて、練習からやっていきたいなと思います」

Q:悪いところばかりではなかったと思いますが、末吉選手は課題と収穫というところでは、どのように捉えていますか？
「久しぶりの90分でしたし、やはり公式戦と練習試合では負荷が違うので、体力という点を、もっと、もっと練習から意識していかないといけません。天皇杯は次のラウンドに進めましたし、また大学生なので、なかなか難しい試合になると思いますけれども、今日の反省を生かして、もっと楽にゲームを運べるようにしたいと思います」

Q:末吉選手は大学の時にＪリーグのチームを倒していますから、学生の気持ちもよく分かるんじゃないですか？
「そうですね。モチベーションは高いですし、自分たちがＪとやってどれくらいできるのかと向かってきますし、失うものは何もないですし、自分も、そうやってプレーしていたので、そのパワーに負けないように、安定して戦えるように、もっと、もっと、練習から釣り組んでいきたいです」