「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1-2nd第15節・福岡-甲府】「チームの課題を1シーズンを通して修正できなかった」/井原正巳監督(福岡)

2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第15節
日時:2016年10月22日(土)14:04
会場:レベルファイブスタジアム/10,536人
結果:アビスパ福岡1-2ヴァンフォーレ甲府
得点:[福岡]オウンゴール(29分)、[甲府]ダヴィ(79分)、ドゥドゥ(90分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振りかえって
「まずは、今日は悪天候の中、Jリーグも3週間中断して間が空き、我々のJ2降格が決まってしまったという状況にも拘わらず、多くのファン、サポーターのみなさんが駆けつけてくれて我々にパワーを送っていただき感謝しています。今日は、そのサポーターのみなさんのためにも勝とうという話をしていたのですが、最後にひっくり返されて敗戦ということで本当に申し訳なく思っています。ただ、選手たちは、ここ3週間、モチベーション、気持ちの部分も複雑な中で、しっかりとトレーニングでハードワークしてくれました。そして、今日のゲームも含めて残り3つあるという中、対戦相手の甲府は、残留争いの厳しい中でのゲームで、我々に対して非常に気持ちの部分を前面に出してくることが予想されていましたので、我々も、その部分では負けないようにしようということで今日のゲームに入りました。ゲームプラン的にも、甲府のやり方というのも選手たちがしっかり理解した中でゲームはできていたと思います。セットプレーからのラッキーな部分もあり、ゴールを奪えことも含めて、我々のゲームができていたと思います。ただ、後半は、我々の今シーズンを象徴するような形で、カウンターから、そしてセットプレーのこぼれ球からという形で2失点してしまい、チームの課題を、1シーズンを通して修正できなかったと思っています。それでも、選手が、こういった厳しい状況の中でも勝利の為に90分間やってくれたのは、次につながると思いますし、こういう状況でも、残り2試合、アビスパの為、そして応援してくださるサポーターの為、チームの為に、しっかりと試合を戦って今シーズンを終えられるように、今から準備をしていきたいと思います」

Q:試合なので、自分たちのリズム、相手のリズムそれぞれあると思います。その中で1点リードして、甲府が前がかりにならなければいけなくなったところまでは福岡の狙い通りだったと思いますが、その後のゲーム運びについて、監督はどのようにご覧になっていますか?少しオープンな展開になってしまった印象があります。
「そうですね。もちろん、追加点を狙いにいくという姿勢を、選手には失ってほしくなかったですし、次の1点が勝負になるということはロッカールームでも言いました。そこをしたたかに狙いにいくという中で、やりきった攻撃ができずにカウンターを喰らうシーンがあり、その辺は、ゲームコントロールの部分が足らないところだと思いますし、結果的に、そこからの失点で追いつかれたというのは、その辺のプランを、しっかり伝えられなかった自分の責任だと思います。メンバー交代のところも含めて、しっかりとプランは持っていたのですが、少し後手に回ってしまったところもありますし、今日の甲府は、こういう状況の中で必死に残留を目指して戦われているという部分で、ちょっとした球際、ボールを奪取するところ、ゴール前の気迫のところ含めて甲府が上回ったと思います」

【武丸善章=取材/中倉一志=構成・写真】
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