「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 J1-2nd第14節・名古屋-福岡】「プレッシャーをパワーに変えられなかった私の責任」/井原正巳監督(福岡)

2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第14節
日時:2016年10月1日(土)14:04
会場:パロマ瑞穂スタジアム/14,088人
結果:名古屋グランパス5-0アビスパ福岡
得点:[名古屋]ハ デソン(18分)、永井(36分、47分、55分)、酒井(86分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「わずかな残留に向けての可能性があるゲームですし、対戦相手が順位が近い名古屋ということで、勝つことで残留の可能性を少しでも次につなげたいという想いで試合に臨みました。負ければ厳しくなるという状況の中で、その重圧に耐えながら、それをパワーに変えてというゲームをやらせてあげたいと思っていました。試合の入り方は良かったと思っていますし、ペースも我々が握っていたと思います。ただ、いい内容でもワンチャンスをモノにされて失点したこと、そして追加点を奪われてしまい、そのプレッシャーをパワーに変えて、もう一度反撃する力というものが我々にはなかったと思いますし、最終的に大敗したということは、私の責任ではないかなと思っています。多くのサポーターが、残留を信じて応援をしてくれたにも拘わらず、それに応えるゲームができずに申し訳なく思っています。ただ、0-5というスコアでしたが、そこまで点差が離れるゲームではなかったと思います。名古屋の勢い、決定力、ファインゴール、本当に素晴らしいゴールが続きましたし、そういういまの勢いというものを、我々はどうしても受けてしまって、それを跳ね返す力がなかったと思っています。残り3節になりましたが、この後の新潟、甲府のゲームによっては降格が決まってしまうかも知れませんし(この時点で新潟は試合中、甲府はキックオフ前)、可能性が残るかも知れません。その中で、我々はプロとして、残り3戦、どちらの状況であってもプロとしての意地を見せていきたいと思いますし、それがサポーターのみなさんに見せなければいけない我々の仕事だと思っています。残り3戦、頑張っていきたいと思います」

Q:ボールを持っても、中々前へ進めないという印象があります。それはプレッシャーによるものなのでしょうか、それとも、名古屋の守備が堅かったということなのでしょうか?
「前に上手く運ぶ姿勢であったり、動き出すという意味では、どうしてもパスが各駅停車になってしまうことが多かったことや、相手の守備のプレスの位置というものが、前からというよりも、リトリートした状態の中での守備だったと思うので、その守備にはまってしまったのかなというところはあると思います。ただ、我々の攻撃の所でも惜しいシーンもあったと思いますし、それだけが原因ではないと思っています」

【中倉一志=取材・構成・写真】
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