「football fukuoka」中倉一志

【無料記事】【記者会見 YNC第7節・福岡-新潟】初の決勝T進出決定。「大きな声援のおかげ」/井原正巳監督(福岡)

2016Jリーグヤマザキナビスコカップ 第7節
日時:2016年6月5日(日)14:00
会場:レベルファイブスタジアム/7,209人
結果:アビスパ福岡4-2アルビレックス新潟
得点:[新潟]山崎(6分)、[福岡]金森(16分)、平井(19分)、金森(37分)城後(68分)、[新潟]鈴木武蔵(82分)

◎井原正巳監督(福岡);
Q:試合を振り返って
「今日も、ナビスコカップに大勢のサポーターが駆けつけてくれて、我々にパワーを送ってくれました。その結果、勝利することができて本当に良かったと思います。今日は(ナビスコカップの)リーグ戦の最終戦ということで、我々は本当に勝つしかなく、その上で、(他会場の)残り2試合の結果待ちという状況でしたが、前節の鳥栖戦の10人で追いついた勝点1が効いたと思いますし、結果的に決勝トーナメントに行くことが我々に決定したということで、本当にうれしく思っています。サポーターのみなさんの大きな声援があったからこそだと思っています。
新潟も同じ立場の中で迎える今日のゲームということで、お互いにチームスタイルをしっかりと表現し、守備をハードワークしながら、攻撃を仕掛けるという展開でした。我々は、前線のメンバーを代えて臨みましたが、今日、試合に出た選手が、90分間、それぞれの特長を出して、しっかりと勝利の為にハードワークしてくれたと思います。新潟のディフェンスラインの背後を上手く使うことができましたし、今日はそういうメンバーで戦ったこともありますし、本当に選手たちが最後まで、勝利の為に100%の力を出してくれたかなと思っています。我々アビスパとして(ナビスコ)カップ戦で初めて決勝トーナメント進出が決まったというのは、チームにとって本当に素晴らしいことだと思いますし、より高みを目指して、また決勝トーナメントで頑張っていきたいと思います。そして、週末(11日)には、リーグ戦の甲府という我々と順位が近いチームとのアウェイでの試合が待っています。喜んでばかりもいられないので、リーグ戦に向けて、またしっかりと気持ちを入れ替えて、良い準備をして、良い形で今日の勝利をつなげられるように頑張りたいと思います」

Q:前線の4人のコンビネーションが非常に良かった印象があります。監督はどのように見ていらっしゃいますか?
「前節のリーグ戦に出ていないメンバーが中心にはなりましたけれども、ウェリントンがいる時との攻撃の形と質の違いというのは、いつも彼らに言っていますし、ロングボールの高さ勝負では、彼らの特長は生きないので、しっかりと(ボールを)つなぎながら攻めていこうということでした。新潟さんはコンパクトな守備を敷いてくるのですが、しっかりとボールをつなぎながら、スペースを狙っていこうというところで、特に前の4人の選手がそれぞれボールを引き出しながら、非常に良い形で背後を突いてゴールに迫ってくれたかなと思っています。4点取れたというのは、我々にとっては大きなことだと思いますし、攻撃陣だけではなく、それぞれの選手からも、いい守備からのいい攻撃という形が多かったのかなと思います」

Q:前線の(選手の)配置で、邦本選手を前め(2トップの一角)で起用して、金森選手をサイド(ハーフ)に置いた意図を教えてください。
「新潟が、どういうメンバーで来るかというのは、我々も当日まで分からないこともありましたし、そういう中で、邦本の特長を活かすために、はなるべくボールを受ける回数を増やしたいということと、金森は、守備にしっかりと戻りながら、そこから(前に)出ていくパワーが非常にある選手なので、(相手の)サイドの選手を消しながら、前線へどんどん飛び出していくという意図があり、右サイドで使いました」

【武丸善章=取材/中倉一志=構成・写真】

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