無料:小川佳実氏、インドネシアサッカー協会審判委員長就任へ【レフェリーブリーフィング1219①】
本日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年最後となる『レフェリーブリーフィング』をJFAハウスにて開催した。
いつも通り、扇谷健司JFA審判委員会委員長からスタートしたのだが、「先に皆さんにお知らせしたい事があります。長年、AFCの審判部長、JFAの審判委員長も務めた小川佳実さんが来年度からJFAを離れてインドネシアの審判委員長に就任します」とサプライズ発表。
小川氏は、審判側の会見頻度を増やすために『レフェリーブリーフィング』を立ち上げ、またDVD『審判』や『Jリーグジャッジリプレイ』など情報公開を推進した立役者でもある。
ということで、メディアとのかかわりの多かった小川氏の挨拶が行われた。
「御無沙汰しております。初めてお会いする方もいらっしゃると思いますが、この回は私が審判委員長になって最初に立ち上げさせて貰って、その時は厳しい目線もあったと覚えていますが(笑)上川さん、扇谷さん、今は佐藤さんが頑張ってくれて、(相互理解が深まったと)思います。」
インドネシア行きの経緯としては、2023年6月に、JFAとインドネシアサッカー協会でサッカー全体のデベロップメントが覚書のような形で結ばれたとのこと。2024年1月から年間120日間、小川氏は審判部門をみるためにインドネシアで仕事をしていたそうで、その中で実業家でありインドネシアサッカー協会会長のエリック・トヒル氏から打診を受け、宮本会長も了承し、扇谷委員長との相談。JFAとの一年契約が終わるタイミングで、「three or longerと聞かれ、私65歳なので」と三年契約でインドネシアサッカー協会にジョインする。
トヒル会長は「インドネシアのサッカーを強くするためにも、クリーンにしたい」という思いがあり、小川氏自身もその方向性に感銘を受け、「貢献ではなく、一緒に働かせて貰って、成長を実感したい」(小川氏)。
「これからも正しい理解のもとで厳しい目を」と締めくくり、拍手が送られた。