日本サッカー協会審判委員会、主審とVARのフィールド・RRA・VOR内のトレーニングを公開【2024.2レフェリーブリーフィングレポート⑪】
2月3日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会が今年第一回目となる『レフェリーブリーフィング』を開催した。
まずは、佐藤隆治Jリーグ統括マネジャーによるJリーグ2024シーズンのスタンダードの説明が行われ、次にフィールドでのレフェリーチームによるプラクティカルトレーニングが公開された。
佐藤マネジャーは「先々週からこちらでトレーニングを行っているのですが、Jリーグ担当審判員には“言ってしまった”と伝えました。昨年のレフェリーブリーフィング時に、メディアの皆様にVARの時間を120秒以内にすると言ってしまったので、なんとかやってくださいと(笑)なので、いま必死にトレーニングを行っています。VARに正確さは絶対に必要です。これはまず大前提ではあります。ですが、正確さだけでは(選手やサポーターに)受け入れて貰えません。スピードも追及していかないと。“accuracy”と “speed”の両方を追求します」とトレーニング公開前に明かした。
最初に案内されたのは、昨年と同じVORルームを再現したオフラインのVARトレーニングルーム。過去映像を使い、VAR担当が、『APPここからじゃない?』等の議論を重ねていた。その中でも、木村博之PR(JFAと契約するプロレフェリー)がリーダーシップをとっていたのは印象的だった。
佐藤隆治Jリーグ担当(VAR)の的確なプレゼンテーションと木村博之と荒木友輔のポイントをおさえた整理されたビデオアシスタントレフェリー【レフェリーブリーフィング2023スタンダード説明会②】
次に場所をフィールドに移し、プラクティカルトレーニングへ。レフェリーは今村義朗PRが務めていた。
フィールド内には東城穣マネジャーも入り、事象があると指導を行う。さらにAR側には宮島一代マネジャーと相樂亨マネジャーの姿も見えた。
実際に4thのエリアの近くにRRA(レフェリーレビューエリア)も設けられ、我々メディアも「本当のトレーニング中なので、邪魔にならない程度に」(JFAスタッフ)ではあるが、「RRAを見て頂いても構いません」とのこと。
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