佐藤隆治Jリーグ担当(VAR)の的確なプレゼンテーションと木村博之と荒木友輔のポイントをおさえた整理されたビデオアシスタントレフェリー【レフェリーブリーフィング2023スタンダード説明会②】
1月27日、日本サッカー協会(JFA)審判委員会による2023年の第1回レフェリーブリーフィングが行われた。
扇谷健司JFA審判委員会委員長の挨拶から始まり、東城穣Jリーグ担当統括がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がオフサイド判定の際に使用する3Dラインテクノロジーについて説明を行った。
①Point of contactの確定
②2Dラインで確定(これは2022シーズンと同様)
―2Dラインでは不明瞭な場合―
③3Dラインに切り替え(VARは3Dラインでのチェックを始めることをリプレイオペレーターに伝える)
④守備側競技者の3Dラインを引く
⑤攻撃側競技者の3Dラインを引く
⑥Confirmする
東条氏「①のPoint of contactの確定ですが、ボールに触れた瞬間が明確でないときが稀に生まれてしまいます。カメラのコマ数の関係で、瞬間が捉えられない。
通常は【ボールに触れる前→ボールに触れた瞬間→ボールに触れた後】で“ボールに触れた瞬間”をPoint of contactとしていますが、
コマ数の関係で【ボールに触れる前→ボールに触れる直前→ボールに触れた直後→ボールに触れた後】という映像しかない場合があります。
その時は“ボールに触れた直後”をPoint of contactとします。
理由は、オフサイドの競技規則を考えると、触れる前では成立しないので、触れた直後としております。
3Dラインはギリギリまでリプレイオペレーターがラインを引いて、VARが最終的に微調整して確定させるという流れになります。
オフサイドラインの色ですが、攻撃側が赤いライン・守備側が青いラインになります。
赤いラインがゴール側にあればオフサイドだし、青いラインがゴール側ならばオンサイド。
ただ、ユニフォームの色やチームカラーと不一致が出てくるので注意しなければいけません。
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