「ぶち壊され名古屋フィッカデンティ監督激怒」「PK判定覆りに激怒」報道陣もハンドの反則に頷く?池内明彦主審と山内宏志副審の審判批評してみた【グランパス×横浜FC】
フィッカデンティ監督が「映像を確認しても完全にPK」と怒りの声を上げ、Zoomで記者会見に参加する報道陣に対して、「皆さん、PKだったと思う方はうなずいていただけたら。…そうですよね」「アシスタントレフェリーから助言を受けての訂正だと思うが、それは説明にならない。我々は抗議の練習をしていなかった。そこの部分だけ横浜Cが上回った」(スポーツ報知)と語ったシーンをレポートしたい。
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78分、シャビエルのふんわりとしたパスをペナルティーエリアに走り込んだシミッチがヘディングで折り返す。
このボールを田代がトラップからクリアした所で池内明彦主審が笛を吹く。
ハンドの反則でPKとしたのだ。
しかし数秒後、おそらく山内宏志A1副審が池内主審に“腕はしっかりと体についていた”とサポートし、ハンドの反則の適用をやめ、ドロップボールでのリスタートに変更した。
ここでの論点は、田代の腕にボールが当たったシーンにハンドの反則が適用出来るかどうか。
たとえば、田代が攻撃側の選手で、この後に得点や得点の機会となればハンドの反則は適用されるだろう。が、守備側競技者の状況ならば、ハンドの反則の適用はかなり厳しい。山内副審のサポートは受け入れられる。
フィッカデンティ監督は「あのレッドカードについても、主審がナーバスになっていたのではないかと考えてしまう」「後味の悪い終わり方をしてしまった。ゲームを振り返る価値がない。試合をぶち壊された」とも語ったらしいが、シャビエルへの【乱暴な行為】の適用は妥当だ。
とは言え、他に思うところがあったのかもしれないので、後程全体の審判批評をしたい。