石井紘人のFootball Referee Journal

無料:村上伸次主審の「競技規則の第18条」(扇谷健司JFA審判委員会副委員長)、YBC Levain CUP名古屋×鹿島戦の課題、横浜Fマリノスの指笛、レアンドロへの規律委員会など【レフェリーブリーフィング】


本日、Zoomにて『2021年第4回レフェリーブリーフィング』が開催された。

まず、JリーグのVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入回数についての数字が公開され、4.4試合に一回。前回の課題だった費やした時間は短くすることが出来ていた。

その中で、試合の中で起きた稀なケースを扇谷健司JFA審判委員会副委員長が映像を交えてレポート。たとえば、J125節の横浜Fマリノス×ベガルタ仙台戦でのVARの機材トラブル時の対応。他にもJ127節の柏レイソル×横浜FC戦でのレフェリーのナイスジャッジ、第29節の徳島ヴォルティス×川崎フロンターレ戦の正しい手順でのVARオンリーレビュー、第28節のガンバ大阪×ベガルタ仙台戦での正しい手順での介入。さらに、第28節の大分トリニータ×湘南ベルマーレ戦の「競技規則の18条ともいえるレフェリング」などポジティヴなシーンの説明があった一方で、第29節の名古屋×横浜Fマリノス戦に関しては、Jリーグ担当審判員内で共有されたテキストが公表され、VARが介入する必要はないこと。主審の発し方をどうするべきかを相互理解を深めるために明かされた。

また、YBC Levain CUP準々決1stleg名古屋×鹿島戦の課題など、シーズン終盤に向けた改善点も述べられた。

無料:Jリーグ規律委員会って何?なぜ、審判委員会は同じ暴力(乱暴な)行為でも後日出場停止を科さないのか?

最後の質疑応答では、横浜Fマリノス戦で起きた指笛疑惑、乱暴な行為を繰り返す選手に対するJリーグ規律委員会の罰則へのJFA審判委員会の関わり方について伺ったので、後ほどレポートしたい。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ