【無料コラム/ラフシャン・イルマトフ審判団批評採点】日本代表×UAE戦:ポジショニングはプレーの邪魔?ファウルを貰いにいったプレーとアクシデンタル的な接触
先ほど終了したFIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選グループBの日本代表×UAE戦。ラフシャン・イルマトフ主審率いる審判団のパフォーマンスを『サッカー競技規則』を元に批評したい。
2分と3分にしっかりとファウルをとり、12分で基準を示す。17分には流れの中で山口に注意を与えるなどイエローランプが点滅されており、マネジメントも的確である。24分や27分の影響の見極めも良い。33分、GK川島に対して、遅れて足裏をみせて無謀にチャレンジしたオマルに警告。38分の大迫のファウルを見極めたのも基準通りで、足に影響した後にボールにいったのを見逃さない。後半に入っても、65分の久保が倒れたシーンのようにファウルを貰いにいくようなものはとらないという基準を貫徹させてコントロールし、懲戒罰の基準も受け入れられる。
もちろん、34分や70分の足など議論できる判定もいくつかあったが、大枠はおさえられており、審判紹介コラム(参考記事:ラフシャン・イルマトフとは?)通りのレフェリングで試合を終わらせた。現時点では採点4を与えられると思う。
「プレーの進行方向と重なってプレーの邪魔になっている」「本当にアクシデンタル的な接触だったのか」という声もありそうだが、細かな点は後ほどFBRJ(参考記事:週刊審判批評とは?)で考察したい。
~採点基準~
5:彼なしに試合はありえなかった
4:普通に試合を終わらせた
3:ミスにも見えるシーンがあったが、試合に影響はなかった
2:カード・得点に対する受け入れられない微妙な判定があった
1:ミスから試合に影響を与えてしまった
0:試合を壊してしまった