【石井紘人コラム】批判があって、賞賛がある
試合開始一時間前。
発表された日本代表のメンバーは、ベストといえる布陣だった。その時点では…であるが。
というのも、試合が始まると、コートジボワールの弱みと強みが予想以上に浮き彫りになる。
スペースを埋めるだけのコートジボワールの守備陣は、お世辞にも組織的とはいえない。TV画面に映った時には、6バック状態になっていることが多く、おそらく画面に映っていない時はスカスカの状態だったのではないだろうか。そういった意味では、大迫勇也よりも、裏への飛び出しが出来る柿谷曜一郎を起用すべきだった。
一方で、予想外の強みもあった。香川真司の守備力の低さを見透かし、徹底的に日本の左サイドを狙ってきた。それも、長友祐都の位置までは攻めず、アーリークロスという香川がケアしなければいけないスペースを突いた。
それでも、1-0で試合を折り返したのは日本である。このまま行けば、ザッケローニ監督は賞賛されただろう。
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