【オピニオン】「誤審＝犯罪」の観点が生んだ許されざる事件

2012年12月07日 16時59分　
カテゴリ：コラム

オランダというサッカー、そして育成大国でスポーツの根幹が揺らぐ事件が起きた。

Toru Nakata氏のレポートによれば、

事件は12月2日、アルメレ市で行われたバウテン・ボーイズＵ－１６対ニーウ・スローテンＵ－１６戦で起こったという。

オランダの多くのアマチュアサッカーでは、両チームの関係者が副審を務めるのが慣例となっている。この日はバウテン・ボーイズのリチャード（４１歳）が副審を務めていた。試合は2-2で終わったが、判定に不満を隠させなかったニーウ・スローテンの選手はリチャードをコーナーフラッグ付近で暴行、顔や首を蹴り上げた。リチャードは逃げたものの、ペナルティーエリア近辺で捕まり、さらに蹴られ続けた。

リチャードは、家で休息を取り、再びクラブに戻ってほかの試合を観戦していたが、突然容体が悪化し、ピッチ脇に崩れ落ちた。

翌３日、リチャードは脳挫傷もあって亡くなった。

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