感動的なレジェンドへの惜別と曖昧にされた今季の総括(2024年12月8日@埼スタ)
土曜日に富山にてJ2昇格プレーオフを取材した翌日、帰路の新幹線は大宮で下車して、埼玉スタジアム2002に向かった。カードはJ1第38節、浦和レッズvsアルビレックス新潟。「新潟の残留が決まるか?」というのが第3者的な関心度であろう。
一方の浦和は、今季での現役引退が決まっている、興梠慎三と宇賀神友弥のラストゲーム。優勝争いやACL出場権からも遠ざかり、新潟のような降格のリスクもない。そんな中、このふたりのレジェンドをどう送り出すかが、この試合の一番の注目点となっていた。
- 戦前での順位は12位。今季のルヴァン杯は1次ラウンド3回戦で敗退。天皇杯は出場できなかった浦和。
- いいことがなかった2024年シーズン。新潟をホームに迎えての最終節は希望が持てるものとしたい。
- この日、キャプテンマークを付けたのは、現役ラストマッチとなる興梠。第4節の湘南戦以来の先発。
- 対する新潟は、この試合で勝ち点を積み重ねて残留を決めたい。しかし前半はシュートゼロで終了。
- 興梠は63分でブライアン・リンセンと交代。両チームの選手が花道を作ってピッチから送り出した。
- 肝心の試合内容は、何ともピリッとしない展開。原口元気のシュートはネットを揺らすには至らず。
- 80分、関根貴大に代わって宇賀神が出場。今季ピッチに立つのは、第21節の磐田戦での途中出場以来。
- 試合はスコアレスドローで終了。今季を象徴するような「不完全燃焼」でシーズンを終えることに。
- 一方の新潟のゴール裏は、アウェイの浦和戦での勝ち点1に一定の満足。今季のJ1残留も決まった。
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