繰り返される歓喜と絶望。それでもフットボールはつづく(2024年12月7日@富山)
師走に入って最初の土曜日は、サッカーファンにとって悲喜こもごもの1日。J1昇格プレーオフ(PO)とJ2昇格POの決勝、そしてJ3の19位とJFL2位による入れ替え戦のセカンドレグが開催された。
この日は北陸新幹線はくたかに乗車して、富山に遠征することにした。カードは、富山県総合運動公園陸上競技場で開催されるJ2昇格PO決勝、カターレ富山vs松本山雅FC。さっそく、劇的な試合の模様を振り返ることにしよう。
- 小雨が降りつづける中、この日の県総には1万1847人が集結。そのうち約3000人が松本サポーター。
- 今季、ホームでは94.7%の確率で勝ち点を得ている富山。POのレギュレーションでは優位に立つ。
- 松本は富山に12戦して7勝5敗。しかしアウェイの勝利は2回しかなく、最後に勝ったのは2013年。
- 最初にチャンスを掴んだのは富山。松岡大智のシュートは松本GK大内一生の好セーブに阻まれる。
- 先制したのは松本。18分、菊井悠介のパスを受けた安永玲央が相手DFをかいくぐり右足で決める。
- 早い時間帯で追いつきたい富山は、マテウス・レイリアにボールを集めるも松本の守りを崩せず。
- 松本は26分に追加点を挙げる。菊井のCKに、高い打点でヘディングシュートを決めたのは樋口大輝。
- 完璧な試合運びを見せた松本の2点リードで前半が終了。今度こその「鬼門突破」への期待が高まる。
- 残り45分の反撃にすべてを懸けた富山。後半から出場の伊藤拓巳が左サイドからチャンスを作る。
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