RYUKYU SOCCER PRESS

FC琉球 喜名哲裕監督が辞任。キン ジョンソン新監督就任を発表

 

【写真】鳥取指揮官時代の金鍾成監督(2023年5月3日撮影) ©FC琉球

 

FC琉球は15日、今季途中から就任した喜名哲裕監督の辞任を発表。あわせて、新指揮官が18年の琉球J3優勝に導いた金鍾成(キン ジョンソン)監督が就任すると発表した。なお、17日(日)開催となる今節の愛媛戦は、白井裕之コーチが暫定監督として指揮を執る。

喜名監督は今シーズン途中、倉貫一毅(現・YS横浜監督)から継いで指揮官に就任。初采配となる第11節・相模原戦(0△0)を皮切りに、続く第12節・沼津戦(2◯0)、そして第13節・長野戦(2◯1)とチームを立て直したがその後勝ち負けを繰り返し、指揮を執った16試合で5勝3分8敗。リーグ戦3連敗を喫した直近の松本戦(1●2)の後に辞任を申し出、クラブはこれを承認した。

喜名監督はクラブを通じ、「ファン・サポーター、そしてFC琉球に関わる全ての皆様、いつも熱い応援をしていただきありがとうございます。シーズン途中ではありますが監督を任せていただき、チームに躍動感や一体感をもたらし、そしてファン・サポーターの期待に応えたいと毎試合勝利を目指し戦って参りましたが結果が伴わず本当に申し訳ございません。全ては私の力不足です。皆様には引き続き、より一層の応援をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。ありがとうございました」と綴った。

現在J3リーグ18位と危機的状況にある中、新指揮官となる金鍾成監督は16〜18シーズン以来2度目の琉球監督就任となる。今シーズン途中まで鳥取で指揮を執っていた金監督は、第14節・北九州戦(0●1)を最後に退任していた。

金監督は来週からチームに合流する。

 

金鍾成(キン ジョンソン)監督
1964年4月23日(59歳)
東京都出身
日本サッカー協会公認S級コーチ

●選手歴
東京朝鮮第二初中級学校 → 東京朝鮮中高級学校 → 朝鮮大学校 → 在日朝鮮蹴球団 → ジュビロ磐田→ コンサドーレ札幌

●指導歴
1997~1999年:在日朝鮮蹴球団 コーチ(1997~1998年は選手兼任)
2000~2001年:朝鮮大学校サッカー部コーチ
2002~2003年:セレッソ大阪 サテライトコーチ・ヘッドコーチ
2004~2009年:東京朝鮮高校サッカー部監督
2010~2012年:朝鮮大学校サッカー部監督
2013~2014年:朝鮮大学校サッカー部総監督
2015年:琉球アカデミーダイレクター兼ジュニアユース監督
2016~2018年:FC琉球 監督
2019~2020年:鹿児島ユナイテッドFC 監督
2021年5月~2023年6月:ガイナーレ鳥取 監督

 

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ