長崎サッカーマガジン「ViSta」

チームレポート:V・ファーレン長崎2022シーズン総括(全4回)【第4回(最終回):変革・修正し来季へ向かうとき。来年必ず言う「去年があったから強くなれた」】

第1回:継続のシーズンスタート
第2回:松田長崎の苦戦。そして監督交代
第3回:想定外の連鎖の果てに、シーズンを11位で終える

2022シーズンを11位で終えたV・ファーレン長崎を振り返る全4回の総括シリーズ最終回。今回は過去3回の総括で出た課題。その課題の根幹にあるものと、それを受けてクラブがどう動いているかについてレポートし、2022シーズンの総括を締めたい。

【全ての課題に共通する「蓄積」の問題】

15勝11分け16敗、50得点54失点の11位。2017シーズンにJ1昇格を達成し、2018シーズンにJ2降格となって以来、2019・2020・2021、そして今シーズンと4シーズン連続でJ1昇格を目標に掲げた長崎だったが、目標を達成することはできなかった。

昇格失敗という結果を見て、松田浩前監督を続投させていればという考えもあるだろう。だが、それはもう確認のしようがない「たら・れば」であり、検証する方法はない。与えられた期間内に結果が出せなければ解任もあるのがプロの世界であり、クラブは今季のカリーレの成績は、その手腕よりもそれ以外に要因(メンバー・コロナ禍など)があったと判断して続投としたという現実があるばかりだ。

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