長崎サッカーマガジン「ViSta」

チームレポート:V・ファーレン長崎2022シーズン総括(全4回)【第3回:想定外の連鎖の果てに、シーズンを11位で終える】

第1回:継続のシーズンスタート
第2回:松田長崎の苦戦。そして監督交代

2022シーズンを11位で終えたV・ファーレン長崎を振り返る全4回の総括シリーズ。第3回となる今回は、カリーレ監督就任後のチームがどのようにリーグ後半戦を戦い、そのときのチームがどういう状況だったのか。終盤に失速した経緯をあらためて追ってみたい。

【カリーレ新監督就任。継続路線の7月は無難なスタート】

6月27日、トランスコスモススタジアム長崎でV・ファーレン長崎の新監督、ファビオカリーレの就任会見が行われた。クラブ初の外国籍であり、ブラジルリーグ制覇の実績を持つ監督とあって注目度は高く、会見場には多くのメディアが集まる。それら居並ぶメディアの質問に一つずつ答えた新監督は、まずはチームを知ることを最優先に掲げ、最後にこう宣言した。

「長崎の歴史に名前を残したい」

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