長崎サッカーマガジン「ViSta」

【トピックス】1月は、社会人の九州各県と高校新人戦の季節

2021年となって2日目、各地ではすでに初蹴りをしたり、天皇杯の感想をあれこれと言っていることだろう。今シーズンもサッカー界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に悩まされそうだが、とりあえず1月に行われる2つの大会について書いておきたい。

【第44回九州各県サッカーリーグ決勝大会】

九州各県の県リーグ優勝チームが集まり行なわれるトーナメントで、勝者には県リーグの一つ上のカテゴリーである九州リーグへの参加資格が与えられる。V・ファーレン長崎の前身である有明SCも2005年にこの大会を勝ち抜き、九州リーグ昇格を決めて、その後にV・ファーレン長崎と改名した。

長崎人として注目したいのは2チーム。一つは当然ながら、長崎県代表の三菱重工長崎SC。こちらの記事でも書いている長崎で最も有名な社会人チームで、今年こそ九州リーグ復帰をと燃えている。そしてもう1チームが、佐賀県代表のEVインテルナシオナル。こちらの記事で書いたとおり、元V・ファーレンの武内大選手の所属するチームだ。

大会は1月9・10の2日間、沖縄県で行われる。残念ながら無観客試合なので観戦はできないが、ぜひ、大会の結果を心待ちにしてもらいたい。

【令和2年度 長崎県高等学校新人大会 】

3年生が引退したあとの新たなチームで競う高校年代今年最初の県大会。昨年末から長崎地区予選・佐世保地区予選・島原・諫早・大村地区予選・離島地区予選などが開催中で続々と出場校が決まっている。

今大会で注目は、昨年以上の好素材がそろい、地区予選でも圧倒的な強さを見せる国見と、王者復権を目指す長崎総合科学大学附属。これに全国大会を終えた創成館の新チームがどう戦うかというところだろう。長崎総大附属が2年連続10度目の優勝を達成するか、国見が11年ぶりに県内タイトルを奪取するか、創成館が新王者として強さを見せるか、それとも日大や諫早商業が粘りを見せてタイトルを奪うか注目してほしい。

大会は1月16(土)~17(日)、23(土)~24(日)。 大村市・雲仙市・諫早市で開催される予定となっている。こちらも観戦に制限がかけられるか、無観客となる可能性は高いが、次代の長崎サッカーを担う選手の活躍に期待したい。

reported by 藤原裕久

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